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Shopifyブログの記事の目的|ブランドを伝える記事と売る記事の違い

読了目安 17分Smart Agent Blog 編集部
ブランドを伝える記事、商品を売る記事。架空の器のストアの、マグカップの選び方の記事例

工房の話を書いた記事は好評だったのに、売上にはつながっていない。反対に、商品の比較記事は売れているのに、読まれている実感がない。ブログの成果がわかりにくい原因の多くは、目的の違う記事を同じものさしで測っていることにあります。

結論から言うと、**記事は書く前に目的を1つ決め、その目的に合わせて構成・商品への導線・評価の見方を変えます。**ブランドを知ってもらう記事は「しっかり読まれたか」で、商品を買ってもらう記事は「商品ページやカートへ進んだか」で判断します。

Smart Agent Blogでは、記事分析が記事の目的に合わせて評価する指標を切り替えます。AI定期自動ブログ提案でも、スケジュールごとに「記事の目的」を選べます。この記事では、2種類の記事の書き分け方と、アプリでの設定を画面つきで説明します。

この記事でわかること
  • ブランドを知ってもらう記事と、商品を買ってもらう記事の違い
  • 記事の目的を4つに分けて考える方法
  • 目的別の構成と、商品への導線の置き方(架空のストアの記事例つき)
  • 目的に合わせた成果の見方と、Smart Agent Blogの記事分析での確認方法
  • AI定期自動ブログ提案で「記事の目的」を指定する方法

目的を決めずに書くと、成果の判断がぶれる​

ブログの記事には、大きく分けて2つの役割があります。お店や作り手のことを知ってもらい、ファンになってもらう役割と、商品を選んで買ってもらう役割です。

この2つを区別せずに書くと、次のようなことが起こります。

  • ブランドの記事を「売上につながったか」で判断し、役に立っているのに「失敗」と考えてしまう
  • 商品の記事を「閲覧数」で判断し、読んだ人が商品ページへ進めているかを見落とす
  • 1本の記事に物語も比較も商品もすべて詰め込み、何を伝えたい記事なのかがぼやける

特に、商品を買ってもらう記事で商品への導線が抜けている例は少なくありません。Smart Agent Blogのご提案のために、2026年8〜9月に日本のShopifyストアのブログを確認したところ、記録した88記事のうち66記事(75%)は本文から商品ページへのリンクがありませんでした。4記事に3記事は、本文から商品ページへ進めなかったことになります。記事の目的が「買ってもらう」なら、これは大きな取りこぼしです。

ブランドを知ってもらう記事と、商品を買ってもらう記事​

2種類の記事は、読者も、読者がやってくる入口も違います。それに合わせて、構成と導線も変えます。

ブランドを知ってもらう記事と商品を買ってもらう記事の比較表。読者、入口、構成、導線、記事分析の目的、重視したいスコアの6つの観点で違いを並べている

ブランドを知ってもらう記事​

作り手の考え方、素材へのこだわり、商品ができるまでの流れなどを伝える記事です。読者はまだお店をよく知らないか、好きになりかけている人です。SNSやメールマガジン、他の記事から読みに来ることが多く、すぐに買うつもりはありません。

この記事で大切なのは、最後まで読んでもらい、「このお店の商品を使ってみたい」と思ってもらうことです。商品への案内は控えめにし、関連する記事やコレクションへつなげます。

商品を買ってもらう記事​

選び方、比較、おすすめの紹介など、購入を後押しする記事です。読者は、買う商品を比べている人です。「マグカップ 選び方」のような検索や、商品ページのリンクから読みに来ます。

この記事で大切なのは、迷っている人に答えを示し、そのまま商品ページへ進んでもらうことです。結論を先に書き、比較表で違いを見せ、話題の直後に商品を置きます。

記事の目的を4つに分けて考える​

2種類を、もう少し細かく4つに分けると、記事の計画が立てやすくなります。Smart Agent Blogの記事分析でも、記事の目的は次の4つに分かれています。

記事の目的を4つに分けた図。横軸は購入から遠い・近い、縦軸は初めての読者・お店を知っている読者。左上が解説・読み物記事、右上がキャンペーン記事、左下がSEO・集客記事、右下が商品紹介・比較記事
  • SEO・集客記事:検索される悩みに答えて、初めての人にお店を見つけてもらう記事
  • 解説・読み物記事:使い方や知識、作り手の話を伝える記事。ブランドを知ってもらう記事は、ここに入ることが多くなります
  • 商品紹介・比較記事:商品を選ぶための記事。商品を買ってもらう記事の中心です
  • キャンペーン記事:期間限定の企画やセールの記事

すべての目的の記事をそろえる必要はありません。今のブログにどの目的の記事が多く、どれが足りないかを見るだけでも、次に書く記事を決めやすくなります。

目的別の構成と導線を、記事例で見る​

架空の器のストア「UTSUWA NOHARA」で、2つの目的の記事を作りました。同じお店、同じマグカップを扱っていても、構成と導線はここまで変わります。

ブランドを知ってもらう記事の例​

架空のストアの記事例。器ができるまでを紹介する記事に、1工房の写真、2陶芸家の吹き出し、3記事の最後のコレクション(定番の器3点)の3か所に番号が付いている
架空のストアの記事例。番号は下の説明に対応しています
  1. 写真で現場を見せる:工房の作業台や、成形を終えた器の写真を入れます。文章だけより、作り手の姿が伝わります。
  2. 作り手の言葉を吹き出しで:「焼く温度で色が変わる。その違いを楽しんでほしい」のような本人の言葉は、ブランドの記事でいちばん読まれる部分です。
  3. 導線は最後に、控えめに:本文の途中に商品を並べず、記事の終わりに定番の器をまとめて見せます。興味を持った人だけが商品を見に行ける形です。

商品を買ってもらう記事の例​

架空のストアの記事例。マグカップの選び方の記事に、1結論のコールアウト、2サイズ別の比較表、3おすすめ商品の商品カードの3か所に番号が付いている
架空のストアの記事例。番号は下の説明に対応しています
  1. 結論を最初に:「毎朝のコーヒーには300ml前後のMサイズ」と、記事の答えを冒頭のコールアウトで示します。急いでいる読者はここで判断できます。
  2. 比較表で違いを見せる:容量・重さ・電子レンジ対応を表にまとめます。文章で説明するより、違いがひと目でわかります。
  3. 話題の直後に商品カード:選び方を説明した直後に、おすすめの商品を置きます。価格と画像が見えるので、そのまま商品ページへ進めます。

2つの目的を1本に詰め込みすぎない​

ブランドの記事の途中に商品カードをいくつも並べると、読者は「結局は売りたいのか」と感じて離れやすくなります。反対に、選び方の記事の冒頭に長い物語を置くと、答えを探している人が途中で読むのをやめてしまいます。

2つの目的を両立させたいときは、記事を分けてリンクでつなぎます。ブランドの記事の最後に「マグカップの選び方はこちら」と選び方の記事へのリンクを置き、選び方の記事には「この器ができるまで」の記事へのリンクを置きます。それぞれの記事は1つの目的に集中させます。

目的に合わせて成果を見る​

目的が決まれば、見るべき数字も決まります。次の組み合わせを目安にします。

記事の目的見る数字の目安数字が低いときに見直すこと
解説・読み物記事しっかり読まれたか、もう一度読みに来たか冒頭の長さ、段落の区切り、写真の数
商品紹介・比較記事商品ページへ進んだか、カートに入ったか商品カードの位置、比較表のわかりやすさ
SEO・集客記事どれだけ読まれたか、検索から来ているかタイトル、検索されそうな言葉
キャンペーン記事期間中に商品ページへ進んだか期間・条件・対象商品を先に書いているか

ブランドの記事の売上が少なくても、しっかり読まれていれば役目を果たしています。反対に、比較記事の閲覧数が多くても、商品ページへ進む人が少なければ見直しが必要です。閲覧数は、公開からの日数や季節、広告やSNSでの紹介の有無でも変わるため、それだけで良し悪しを決めないようにします。

Shopify標準でできること​

Shopifyでは、管理画面の「コンテンツ」→「ブログ記事」で記事を作成します。標準のリッチテキストエディターでは、表・画像・動画(YouTube・Vimeoの埋め込み)・リンクを使えるので、上の記事例のような比較表や写真、商品ページへの文字リンクは標準機能でも作れます。商品名・画像・価格をまとめたカードを表示する機能はありません。

一方で、標準のブログ機能には、記事ごとに目的を決め、その目的に合った指標で評価する仕組みはありません。目的ごとに記事のタグを付けて分けておき、分析ツールの数値を自分で見比べる運用になります。

Smart Agent Blogでの進め方​

Smart Agent Blogでは、記事分析が記事の目的を判定し、目的に合わせて評価を切り替えます。AIに記事を提案させるときも、目的を指定できます。

記事分析で、目的と成果を確認する​

プロプランでは、記事一覧の「記事分析へ」、または保存済みの記事の編集画面の「記事分析へ」から、記事ごとの分析画面を開けます。

Smart Agent Blogの記事分析。1この記事の目的(SEO・集客記事、AIが判定、編集するリンク)、2目的達成度(好調、71/100)、3 4つの診断スコア(集客力89、読了力64、行動喚起力29、購買貢献力61)に番号が付いている
画面の番号は、下の説明の番号に対応しています
  1. この記事の目的:「SEO・集客記事」「解説・読み物記事」「商品紹介・比較記事」「キャンペーン記事」の4つから、最初はAIが記事の内容をもとに判定します(「AIが判定」と表示)。合っていないときは「編集する」を選び、目的を選び直して「変更して再分析」を実行します。目的を変えると、評価する指標と重みが切り替わり、分析結果が計算し直されます。
  2. 目的達成度:選んだ目的に関係する指標をまとめた100点満点の数値です。70点以上は「好調」、50点以上は「順調」、50点未満は「改善の余地あり」と表示されます。その下に、今すぐできる改善提案が1つ出ます。
  3. 4つの診断スコア:集客力(どれだけ読まれたか)、読了力(しっかり読まれたか)、行動喚起力(商品リンクや関連記事、ボタンが押されたか)、購買貢献力(カート追加や購入につながったか)を、それぞれ100点満点で表します。

診断スコアは、同じ目的の他の記事と比べて決まります。目的に合わせて評価する指標と重みも切り替わるため、ブランドの記事を商品の記事と同じ基準で比べずに済みます。比べられる記事や閲覧数が少ないうちは「データ収集中」と表示されるので、時間をおいて確認します。詳しい見方は記事分析を見るをご覧ください。

AI定期自動ブログ提案で、記事の目的を指定する​

AI定期自動ブログ提案では、スケジュールごとに「記事の目的」を選べます。「設定する」→「AI定期自動ブログ提案」の「設定する」から開きます。

AI定期自動ブログ提案のスケジュール設定。1記事の目的の選択欄(AIにおまかせ)、2投稿を追加するボタンに番号が付いている
画面の番号は、下の説明の番号に対応しています
  1. 記事の目的:「AIにおまかせ」「SEO・集客記事」「解説・読み物記事」「商品紹介・比較記事」「キャンペーン記事」から選びます。AIは選んだ目的に合わせて、記事のテーマ、構成、商品への導線を調整します。迷う場合は「AIにおまかせ」を選びます。
  2. 投稿を追加する:プランによってはスケジュールを増やせます(プロプランで5件まで)。スケジュールごとに別の目的を選べるので、たとえば「月曜は解説・読み物記事、木曜は商品紹介・比較記事」のように、目的の違う記事を交互に作れます。

最初の数記事は、公開モードを「下書き保存(手動公開)」にして、内容を確認してから公開してください。AIが作った記事には、実際の商品にない特徴が書かれることがあります。設定の全体はAIで記事を定期提案してもらうで説明しています。

目的ごとの記事づくりの要点​

記事を書く前に、目的と構成・導線・見る数字をこの図で確認します。

目的ごとの記事づくりの要点。解説・読み物記事、商品紹介・比較記事、SEO・集客記事、キャンペーン記事の4つについて、構成、導線、見る数字をまとめている

商品を買ってもらう記事の作り方は、ブログから商品ページへのクリックを増やすや商品比較表のあるブログ記事でも詳しく紹介しています。

目的を決めて書き続けるための運用の勘所は、Shopifyブログのノウハウで整理しています。

よくある質問​

1本の記事で、ブランドも伝えて商品も売りたいときは?​

記事の中心となる目的を1つ決め、もう1つは補助にします。たとえば、ブランドの記事なら本文は物語に集中し、最後に商品やコレクションを1か所だけ置きます。どちらも同じくらい大事な場合は、記事を2本に分けて、互いにリンクでつなぐほうが読みやすくなります。

記事分析の目的が、自分の考えと違っていたら?​

記事分析の「この記事の目的」の「編集する」から選び直し、「変更して再分析」を実行します。目的の横の表示が「手動設定」に変わり、選んだ目的に合わせて評価し直されます。

記事分析とAI定期自動ブログ提案は、どのプランで使えますか?​

記事分析はプロプランで利用できます。AI定期自動ブログ提案は、無料プランで累計2件、ベーシックプランで毎月1件、プロプランで月15件まで記事を作れます。スケジュールは無料・ベーシックプランで1件、プロプランで5件まで登録できます。詳しくは料金プランと利用上限をご覧ください。

まとめ​

  • ブランドを知ってもらう記事と、商品を買ってもらう記事は、読者も入口も違う
  • 書く前に目的を1つ決め、構成と商品への導線を目的に合わせて変える
  • 成果は目的ごとに見る。ブランドの記事は読まれ方、商品の記事は商品ページやカートへの進み方で判断する
  • Smart Agent Blogでは、記事分析が目的に合わせて評価を切り替え、AI定期自動ブログ提案でもスケジュールごとに目的を選べる

まずは今あるブログ記事を3本選び、それぞれの目的が4つのどれに当たるかを書き出してみてください。

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