
新商品の準備で手一杯になり、ブログは発売日に「新商品を発売しました」と1本書くだけ。そんな流れになっていないでしょうか。発売日の1本では、商品ができるまでの話も、細かな違いも、使い方も伝えきれません。
結論から言うと、**新商品の記事は、発売前・発売時・発売後の3段階に分けて用意します。**発売前は開発ストーリーと予告、発売時は詳しい紹介と比較、発売後は使い方とお客様の質問への回答です。段階ごとに、使うブロック(画像、表、商品カード、動画、吹き出しなど)も変えます。
この記事では、段階別の記事計画、架空のストアの記事例、そして発売前の記事に商品カードを入れるときの注意点を、Smart Agent Blogの画面とあわせて説明します。
- 新商品の記事を、発売前・発売時・発売後の3段階で計画する方法
- 段階ごとに書くことと、使うブロック
- 発売前の予告記事と、発売日の紹介記事の完成イメージ
- 発売前の商品を商品カードに入れられないときの進め方
- 発売後の使い方記事をAIに提案させる設定
発売日の1本だけでは、伝えきれない
発売日に記事を1本だけ書くやり方には、次のような弱点があります。
- 発売前に期待を高める機会がない:開発の背景や試作の様子は、発売前だからこそ読んでもらえる話です。
- 1本に詰め込みすぎる:開発の話、特徴、旧モデルとの違い、使い方をすべて入れると長くなり、知りたいことが見つけにくくなります。
- 発売後の質問に答える場がない:買ったお客様から届く「どう使うのか」「どう手入れするのか」という質問は、発売日にはまだわかりません。
記事から商品へ進める作りになっているかも大切です。Smart Agent Blogのご提案のために、2026年8〜9月に日本のShopifyストアのブログを確認したところ、記録した88記事のうち66記事(75%)は本文から商品ページへのリンクがありませんでした。4記事に3記事は、本文から商品ページへ進めなかったことになります。新商品の記事を読んで欲しくなった人が、その場で商品ページへ進めるようにしておきます。
新商品の記事は3本で終わりではありません。発売後に続けて書くテーマは、ブログ記事の型の一覧から選べます。
発売前・発売時・発売後の記事計画
架空のアウトドア用品店が、新しいバックパックを発売する場合の計画です。

発売前:開発ストーリーと予告
発売の数週間前から、開発の背景を伝える記事を出します。なぜ作ったのか、どんな声を受けて何を変えたのか、試作で苦労したところはどこか。発売前の記事は「買ってもらう」より「楽しみにしてもらう」ことが目的です。
- 開発ストーリー:試作品の写真と、作り手の言葉を中心にします。画像と吹き出しが向いています。
- 予告:発売日時と、発売日に何が起こるか(どこで買えるか)を短く伝えます。日時はコールアウトにまとめると、あとで直すときに探しやすくなります。
商品ができるまでの話の書き方は、商品の背景を伝える記事でも紹介しています。
発売時:詳しい紹介と比較
発売日には、商品を選ぶための情報をそろえた記事を出します。
- 結論と特徴を先に:誰に向けた商品で、何が新しいのかを冒頭で伝えます。
- 比較:旧モデルや、似た商品との違いを表にします。すでに旧モデルを持っている人が、買い替えるかどうかを判断できます。
- 動画:背負ったときの様子や、荷物を入れたときの形など、文章では伝わりにくいところを見せます。
- 商品カード:記事の中から、そのまま商品ページへ進めるようにします。
発売後:使い方と、お客様の質問への回答
発売から1週間ほどたつと、お客様から質問が届き始めます。これが次の記事の題材です。
- 使い方:荷物の詰め方、ストラップの調整など、手順を番号付きリストで見せます。動画があればさらにわかりやすくなります。
- よくある質問:実際に届いた質問をまとめ、答えを書きます。記事が長くなったら目次を付けます。
使い方の記事の書き方は使い方ガイドのブログ記事、質問をまとめる記事はよくある質問のブログ記事で詳しく紹介しています。
記事例で見る、発売前と発売日の記事
架空のアウトドア用品店「YAMABIKO GEAR」で、発売前の予告記事と、発売日の紹介記事を作りました。
発売前の予告記事

- 試作品の写真:完成品ではなく、試作の途中の写真を見せると、作り手の工夫が伝わります。
- 発売日時のコールアウト:発売日時と「発売日に商品ページへの案内を追加します」という一文を、1つの囲みにまとめます。
- 開発担当の吹き出し:「山で何度も背負って確かめた」のような作り手の言葉は、発売前の記事でいちばん読まれる部分です。
この時点では商品はまだ販売していないため、商品カードは入れていません。
発売日の紹介記事

- 動画:荷物を詰めて背負ったときの様子を1分ほどで見せます。大きさや形は、写真より動画のほうが伝わります。
- 旧モデルとの比較表:容量・重さ・背面の作り・雨ぶたの有無を並べます。何が変わったかがひと目でわかります。
- 開発担当の吹き出し:「背中の汗が気になるという声を受けて、背面をメッシュにした」のように、変更の理由を作り手の言葉で添えます。
- 商品カード:記事を読み終えた人が、そのまま商品ページへ進めます。
商品カードを入れるタイミングに注意する
Smart Agent Blogの「商品を挿入」では、下書き・非表示・アーカイブ済みの商品は選べません。発売日まで商品を下書きにしている場合、発売前の記事には商品カードを入れられないということです。そこで、次の順番で進めます。

- 予告記事を書く:商品カードは入れず、写真とコールアウトで発売日時を伝えます。
- 発売日に商品を公開する:Shopify管理画面で商品を公開します。
- 商品カードを追加する:予告記事と紹介記事に「商品を挿入」で商品カードを入れ、保存します。予告記事のコールアウトも「発売しました」に書き換えます。
- ストアで表示を確認する:ストアの記事ページを開き、価格や画像、リンク先が正しいかを確かめます。
発売日の紹介記事は、先に非公開で下書きしておき、商品を公開したあとに商品カードを入れて公開すると、慌てずに済みます。
Shopify標準でできること
Shopifyでは、商品にステータスがあり、「有効」「下書き」「アーカイブ済み」「非掲載」から選びます。販売できる状態にするのは「有効」です。
- 商品の公開の予約:商品のステータスを「有効」にしたうえで、商品の「公開」でオンラインストアの横にあるカレンダーのアイコンを押し、日時を選んで「公開を予約する」を押すと、指定した日時にオンラインストアで公開できます。
- ブログ記事の公開の予約:「コンテンツ」→「ブログ記事」で記事を開き、「公開設定」のカレンダーのアイコンを押して、日時を選んで「公開日を設定」を押します。
- 記事の中身:標準のリッチテキストエディターで、表・画像・動画(YouTube・Vimeoの埋め込み)・リンクを使えます。商品名・画像・価格をまとめたカードを表示する機能や、目次を自動で作る機能はありません。
商品と記事の公開日をそろえることは標準機能でもできます。記事の中で商品を見せるには、商品画像と商品ページへの文字リンクを自分で入れることになります。
Smart Agent Blogでの進め方
段階ごとに使うブロックを選ぶ
Smart Agent Blogでは、本文の右側にある挿入メニューから、段階に合ったブロックを入れられます。

- 商品を挿入:Shopifyの商品を選ぶと、商品名・画像・価格が入った商品カードが本文に入ります。在庫がない商品には「売り切れ」が付きます。発売日以降の記事で使います。
- 動画:動画ファイルのURL、YouTubeのURL、「File Upload」、Shopifyにある動画から選べます。発売日の紹介記事と使い方の記事で使います。
- 吹き出し:作り手やスタッフの言葉を、会話のように見せます。つまみのメニューから、画像を左右どちらに置くかを切り替えられます。どの段階でも使えます。
段階ごとの使い分けをまとめると、次のようになります。
| 段階 | 記事 | 主に使うブロック |
|---|---|---|
| 発売前 | 開発ストーリー、予告 | 画像、吹き出し、コールアウト |
| 発売時 | 詳しい紹介、比較 | 商品カード、表を作成、動画、吹き出し |
| 発売後 | 使い方、よくある質問 | 番号付きリスト、動画、目次、吹き出し |
「目次」は見出し2〜4から自動で作られ、見出しを変えると自動で更新されます。関連する商品をまとめて見せたいときは「コレクションを挿入」も使えます。ブロックの詳しい使い方は記事に内容を追加するをご覧ください。
発売日時に合わせて記事を公開する
記事編集画面の「公開 / 非公開」で「予約する」を選ぶと、指定した日時に記事を公開できます。
- 「予約する」を選び、「現在のステータスを設定」で「非公開」を選びます。
- 「公開日」を押し、発売日時を設定します。
- 「保存する」を押します。
予約で公開する場合、発売前に商品が下書きのままなら、公開された時点では商品カードは入っていません。発売時刻に商品を公開したら、記事に商品カードを追加して保存し直します。予約時刻を過ぎたら、記事一覧とストアの記事ページで、公開されているか確認してください。予約の詳しい手順はプレビューして公開するで説明しています。
発売後の使い方記事を、AIに提案させる
発売後の使い方や、お手入れの記事は、AI定期自動ブログ提案で下書きを作らせることもできます。「設定する」→「AI定期自動ブログ提案」の「設定する」から開きます。

- 商品情報の読み取りモード:「特定の商品」を選ぶと、選択用のボタンが表示されます。発売した新商品を選ぶと、その商品の情報をもとに記事が作られます。新商品のシリーズをコレクションにまとめている場合は「特定のコレクション」も使えます。
- 記事の目的:使い方やお手入れの記事なら「解説・読み物記事」、他の商品との比較なら「商品紹介・比較記事」を選びます。
最初の数記事は、公開モードを「下書き保存(手動公開)」にして、内容を確認してから公開してください。AIは、実際の商品にない特徴を書くことがあります。新商品は情報が少ないため、「ビジネス概要」や「テーマ・キーワード」に、新商品の特徴や想定する使い方を具体的に書いておくと、記事の内容が実際の商品に近づきます。設定の全体はAIで記事を定期提案してもらうをご覧ください。
段階ごとのチェックリスト
新商品の記事を準備するときに、段階ごとに次の項目を確認します。

よくある質問
発売前の予告記事に、商品カードを入れられますか?
Smart Agent Blogの「商品を挿入」では、下書き・非表示・アーカイブ済みの商品は選べません。発売前に商品を下書きにしている場合は、予告記事には写真とコールアウトで発売日時を伝え、発売日に商品を公開してから商品カードを追加してください。
発売日を過ぎた予告記事は、どうすればいいですか?
予告記事のコールアウトを「発売しました」に書き換え、商品カードと、発売日の紹介記事へのリンクを追加します。開発ストーリーの部分は発売後も読まれるので、削除せずに残します。期間が過ぎた記事の扱い方は、セールのお知らせだけになっていませんか?でも説明しています。
使い方の動画は、どこに置けばいいですか?
YouTubeに公開した動画ならURLを入れるだけで記事に表示できます。Smart Agent Blogの「動画」では、動画ファイルのURL、「File Upload」でのアップロード、Shopifyにある動画からも選べます。アップロードには時間がかかることがあるので、進み具合が表示されている間は画面を閉じないでください。動画の入れ方はShopifyブログに動画を入れるでも紹介しています。
まとめ
- 新商品の記事は、発売前・発売時・発売後の3段階に分けて用意する
- 発売前は開発ストーリーと予告、発売時は比較と商品カード、発売後は使い方とよくある質問
- 下書きの商品は商品カードに選べないので、発売日に商品を公開してから商品カードを追加する
- 発売後の使い方の記事は、AI定期自動ブログ提案で「特定の商品」を指定して下書きを作らせることもできる
次に発売する商品を1つ決め、発売日から逆算して、開発ストーリーと予告の記事をいつ出すかを書き出してみてください。
