
母の日の記事を書こうと思い立ったのが5月に入ってから。これでは、記事を公開したころには注文の締切が迫っています。季節の記事がいつも間に合わないのは、書く力ではなく、準備を始める日が決まっていないことが原因です。
結論から言うと、季節の記事は「販売開始日」から逆算して、公開は販売開始の2〜4週間前、準備はそのさらに2〜4週間前に始めます。1年分のイベントを「準備・公開・見直し」の3段階で表に並べておけば、慌てずに済みます。
下書きづくりはSmart Agent Blogの「AI定期自動ブログ提案」に任せ、翌年は「AIリライト」で前年の記事を見直すと、毎年ゼロから書く必要がなくなります。この記事では、架空の日本茶店を例に、計画の立て方と設定の手順を説明します。
- 季節の記事を「いつ準備し、いつ公開するか」の決め方
- 準備・公開・見直しを1年分並べた年間計画の例
- 1本の季節記事に入れておきたい4つの要素
- AI定期自動ブログ提案で「キャンペーン記事」の下書きを用意する設定
- 翌年に同じ記事を使い回すときの見直し方
季節の記事が間に合わない理由
季節の記事には、ほかの記事にはない締切があります。母の日の記事は、母の日が過ぎれば次の出番は1年後です。準備が遅れると、書き上げても読まれる期間がほとんど残りません。
もう1つの理由は、季節の記事を「思いついたときに書くもの」にしていることです。Smart Agent Blogのご提案のために、2026年8〜9月に日本のShopifyストア110件のブログを確認したところ、約4割(42件)は、ブログ記事がない、数本で止まっている、または1年以上更新されていない状態でした。予定がないまま書く運用は、忙しい時期にまず止まります。季節の記事は日付がはっきりしているぶん、予定表に落とし込みやすいテーマです。
季節の記事以外に何を並べるかで迷ったら、ブログ記事の型のカタログから、年間を通して使えるテーマを選んでおくと計画が埋めやすくなります。
販売開始日から逆算して決める
年間計画は、記事の公開日からではなく、商品を売り始める日から考えます。流れは次の5段階です。

- 販売時期を並べる:イベント日だけでなく、商品を売り始める日と、注文の受付を締め切る日を書き出します。ギフトなら、配送に必要な日数も入れます。
- 公開日を決める:販売開始の2〜4週間前を目安にします。贈り物を選ぶ人は、イベント当日より前から比べ始めるからです。
- 下書きを用意する:公開日のさらに2〜4週間前から、テーマ決めと下書きを始めます。この工程はAIに任せられます。
- 確認して公開する:日付、曜日、価格、締切、在庫を人が確かめます。季節の記事は数字の間違いがそのまま問い合わせにつながります。
- 終了後に見直す:どれくらい読まれ、何が売れたかをメモしておきます。このメモが、翌年の記事の出発点になります。
年間計画は「準備・公開・見直し」の3段階で並べる
逆算した日付を、1年分の表にまとめます。行にイベント、列に月を置き、各イベントの「準備」「公開・販売」「見直し」がどの月にあたるかを書き込みます。

表にすると、次のことが見えてきます。
- 作業が重なる月:この例では9月に、敬老の日の販売とお歳暮の準備が重なります。前の月のうちにテーマだけでも決めておくと、作業が分散します。
- イベントの数が多すぎないか:小さなお店が年に10以上のイベント記事を出すのは大変です。売上が大きいイベントを4〜6つに絞り、残りは翌年に回します。
- 見直しの時期:見直しは、次の準備が始まる前に済ませます。販売が終わった直後なら、よく聞かれた質問や在庫の動きをまだ覚えています。
イベントの選び方は業種で変わります。日本茶なら新茶や敬老の日、アパレルなら入学・新生活や衣替え、雑貨なら引っ越しシーズンや年末の大掃除など、自分のお店の商品が売れる時期を優先してください。
1本の季節記事に入れておきたい4つのこと
季節の記事は、読者が「いつまでに、何を選べばいいか」をすぐ判断できる形にします。架空の日本茶店の母の日の記事で、完成イメージを見てみます。

- 間に合う注文の目安:「いつまでに注文すれば届くか」を冒頭近くに置きます。コールアウトで囲むと見落とされにくくなります。
- 予算や相手で選べる表:ギフトを探す人は、まず予算で絞り込みます。予算・おすすめ・向いている人を1つの表にまとめます。
- 商品への入り口:表で気になった商品を、そのまま開けるようにします。商品カードなら商品名・画像・価格がひと目で伝わります。
- 今年の変更点と更新日:同じ記事を翌年も使うなら、何が変わったかを書き、更新した年月を入れます。去年の情報のままではないことが読者に伝わります。
ギフト記事の組み立て方は、ギフト選びの記事を作るなら?予算・相手・シーンで整理する方法で詳しく紹介しています。
Shopify標準でできること
Shopifyの管理画面では、「コンテンツ」→「ブログ記事」で記事を作り、「公開状況」のカレンダーアイコンから日時を選んで公開を予約できます。文章は、Shopify Magicの「テキストを生成」で下書きを作れます。
季節の記事を1本ずつ作るならこれで足ります。ただし標準機能だけで年間計画を回す場合は、次の作業を自分で管理します。
- 準備を始める日を、カレンダーなど別の場所で管理する
- 記事を作るたびに、商品の情報や季節のテーマを指示に書き込む
- 翌年、どの記事をどう直すかを自分で洗い出す
Smart Agent Blogで季節の記事を準備する
Smart Agent Blogの「AI定期自動ブログ提案」は、設定した曜日・時刻に毎週1回、AIが記事を作る機能です。季節の準備期間にあわせて設定しておけば、下書きがそろった状態から確認と仕上げを始められます。
季節のテーマを登録する
Smart Agent Blogの「設定する」を開き、「AI定期自動ブログ提案」の「設定する」を押します。「テーマ・キーワード」に、次の季節のテーマを登録します。

「母の日」だけより、「母の日に贈る新茶と急須のセット」のように、商品と場面を入れた言葉のほうが意図が伝わります。季節が変わったら、前のイベントのテーマは削除して入れ替えます。紹介する商品は、「商品情報の読み取りモード」で「特定のコレクション」を選び、季節のコレクションに絞ると内容がぶれにくくなります。
スケジュールと記事の目的を決める

- 公開モード:季節の記事は日付や締切の確認が欠かせないので、「下書き保存(手動公開)」を選びます。
- 記事の目的:「キャンペーン記事」を選びます。セールや季節の企画を案内する記事として、AIがテーマ、構成、商品への案内を調整します。
- 投稿を追加する:プランによってはスケジュールを増やせます。たとえば1本は「キャンペーン記事」、もう1本は「解説・読み物記事」にして、季節の記事とお茶のいれ方の記事を別々に作らせることもできます。
設定した曜日・時刻に毎週1回記事が作られるので、準備期間に入ったら有効にし、公開が済んだら見直します。機能をオフにして保存すると、登録済みのスケジュールは解除されます。AI記事生成の件数は、無料プランで累計2件、ベーシックプランで毎月1件、プロプランで月15件までです。ベーシックプランなら、準備の月に1本ずつ作らせる計画が現実的です。詳しくは料金プランと利用上限をご覧ください。
公開日を予約する
下書きを確認して仕上げたら、記事編集画面の「公開 / 非公開」で「予約する」を選ぶと、指定した日時に公開できます。「公開日」と「非公開日」の両方を設定すれば、販売期間だけ記事を表示することもできます。予約した時刻を過ぎたら、記事一覧とストアの記事ページで状態を確かめてください。手順はプレビューして公開するにあります。
翌年は前年の記事を見直して使う
季節の記事は、毎年新しく書くより、前年の記事を直して使うほうが効率的です。URLが変わらないので、前年に集めた読者や、ほかの記事からのリンクもそのまま生かせます。
見直す前に、前年の結果を確かめる
プロプランの「記事分析」では、記事の目的を「キャンペーン記事」として評価できます。記事分析が対象にするのは前日までの30日間なので、販売期間が終わってから1か月以内に開き、4つの診断スコア(集客力・読了力・行動喚起力・購買貢献力)と改善提案をメモしておきます。見方は記事分析を見るをご覧ください。
AIリライトで改善案を作らせる
有料プランでは、「AIリライト」で既存の記事のタイトル、本文、SEO説明文の改善案を作れます。季節の記事の見直しに向いているのは、改善方針のうち「鮮度更新戦略」です。

鮮度更新戦略は、長い間更新していない記事やアクセスが減っている記事を対象にします。公開モードは「承認制(推奨)」を選び、変更前と変更後を見比べて、変更箇所ごとに承認するか決めます。承認するまで元の記事は変わりません。
プロプランなら、記事編集画面の「リライトする」から記事を1件だけ指定して実行できます。「リライトの方向性」に「来年の母の日向けに、構成を見直して読みやすくする」のように書くと、狙いを伝えられます。
AIリライトを使うときは、次の順番を守ります。
- リライトの改善案を承認して反映する
- そのあとで、日付・曜日・価格・締切・在庫などを人が直す
本文の変更を1つでも承認すると、本文全体がリライト案を作った時点の内容をもとに組み直されます。先に日付を直してからリライトを反映すると、直した内容が失われることがあります。詳しくはAIリライトを使うをご覧ください。
紹介した商品が販売終了していた場合の直し方は、売り切れ・販売終了の商品を紹介した記事はどうする?で解説しています。
年間チェックリスト
最後に、1つのイベントについて確認することを時期ごとにまとめます。

よくある質問
前年の記事を直すのと、新しく書くのはどちらがよいですか?
内容の大半が同じなら、前年の記事を直して使います。タイトルに年号を入れている場合は年号を更新し、「今年変わったこと」を書き足します。同じテーマの記事が年ごとに増えてしまった場合は、似た内容の記事が増えてきたら?テーマの重複を整理する方法を参考に1本にまとめます。
イベントが終わった記事は非公開にしたほうがよいですか?
締切や価格が載ったままの記事は、非公開にするか、「今年の受付は終了しました」と書き足します。翌年も使う予定なら、非公開にして残しておけば、次の準備で開き直せます。非公開にしても記事は削除されません。
無料プランでも年間計画に使えますか?
AI記事生成は無料プランで累計2件までなので、次の1〜2つのイベントで試す使い方になります。AIリライトは有料プランの機能です。毎月の準備に使うなら、ベーシックプラン以上を検討してください。
まとめ
- 季節の記事は販売開始日から逆算し、公開は販売開始の2〜4週間前、準備はさらに2〜4週間前に始める
- 1年分のイベントを「準備・公開・見直し」の3段階で表に並べ、イベントは4〜6つに絞る
- 下書きはAI定期自動ブログ提案で「キャンペーン記事」を選び、「下書き保存(手動公開)」で受け取る
- 翌年は前年の記事をAIリライトで見直し、日付や価格は反映のあとに人が直す
まずは次のイベントを1つ選び、販売開始日から逆算して準備を始める日をカレンダーに書き込んでください。
