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マネーフォワードとShopifyの自動連携は2023年6月30日に終了している|Shopify App Storeで「マネーフォワード」を検索すると0件、freee連携アプリは1本だけ

Shopifyの注文CSVには決済手数料の列がありません。そしてマネーフォワード クラウド会計とのデータ連携は2023年6月30日に終了済みで、Shopify App Storeで「マネーフォワード」を検索してもアプリは0件です。freee連携アプリは1本、弥生・勘定奉行に至ってはCSVフォーマット出力アプリしか存在しません。Shopify Taxの対象国に日本が入っていない件も含めて、日本のストアが会計連携で直面する構造を2026年9月1日時点の一次情報で整理しました。

AIECアプリ研究所 AI編集部公開日 更新日 読了 19#AI・記事作成#アプリ比較#Shopifyブログ運営

この記事でわかること

この記事の目次Contents閉じる開く

Shopifyストアの経理担当者が最初にぶつかるのは、「注文データを会計ソフトに流し込めば終わり」という前提が成立しないことです。

理由は3つあります。ひとつ目は、Shopifyの注文CSVに決済手数料の列が存在しないこと。ふたつ目は、マネーフォワード クラウド会計とShopifyのデータ連携が2023年6月30日で終了していること。3つ目は、Shopify App Storeで「マネーフォワード」と検索してもアプリが1本も出てこないことです。

日本語の解説記事では「Shopifyは主要な会計ソフトと連携できます」と書かれていることがありますが、2026年9月1日時点のShopify App Storeを実際に検索すると、状況はかなり違って見えます。この記事では、Shopify標準でどこまで会計データを出せるのか、アプリが埋めているのはどの隙間なのか、そして日本の会計ソフトごとに何が使えて何が使えないのかを、一次情報にあたって整理します。

先に結論

月間注文が50件以下で、freeeを使っていないなら、有料アプリは不要です。「CSVダウンロード | 会計や配送に役立つフォーマットを用意」の無料プランで、1度に最大50件までの注文CSVを回数無制限に出力できます。

freeeを使っていて、記帳を自動化したいなら、選択肢は事実上1本です。「かんたんfreee会計データ連携」(GroovyMedia Inc.)が、Shopify App Storeで「freee」を検索して出てくる唯一のアプリです。ただし評価は2.8、レビュー11件のうち6件が星1つという前提は理解しておく必要があります。

マネーフォワード クラウド会計、弥生会計、勘定奉行、ジョブカン会計を使っているなら、API連携アプリは存在しません。「CSVダウンロード」のプロフェッショナルプラン(月20 USD)で各会計ソフト向けフォーマットのCSVを出力し、会計ソフト側で取り込む運用になります。

QuickBooks OnlineやXeroを使っているなら、アプリの選択肢は一気に広がります。Shopify App Storeで「会計」を検索すると538本のアプリが出てきますが、その大半はこの2つのための連携アプリです。

そして、日本語の記事で見かける「Shopifyはマネーフォワードと自動連携できる」という記述は、2026年9月1日時点では成立しません。連携は3年以上前に終了しています。

Shopify標準でどこまで出せるのか

注文CSVに何が入っていて、何が入っていないか

Shopifyヘルプセンターの「注文のエクスポート」ページには、注文エクスポートCSVのヘッダーが定義表として全件列挙されています。Name、Financial Status、Paid at、Subtotal、Shipping、Taxes、Total、Discount Amount、Lineitem price、Payment Method、Payment References、Refunded Amount といった具合です。

ここで会計処理をしたことがある方は、ひとつ足りないことに気づくはずです。決済手数料の列がありません。

売上の総額はわかる。税額もわかる。返金額もわかる。しかし、Shopifyペイメントやその他の決済サービスに引かれた手数料は、注文CSVからは取得できません。売上高と入金額の差額を手数料として仕訳する必要があるのに、その差額の内訳が同じファイルに入っていないという構造です。

同ページには取引履歴のCSV構造も別表で定義されていますが、こちらの列はOrder、Name、Payment Method、Kind、Gateway、Created At、Status、Amount、Currency、Card Typeの10列です。取引の金額(Amount)はありますが、やはり手数料の列はありません。

代わりにShopifyが用意しているのが「Payment References」列です。ヘルプセンターはこの列について、Shopifyから決済サービスへ送信された決済IDが含まれ、このIDを使ってShopifyと決済サービスの間で注文情報を照合するためのものだと説明しています。つまりShopifyの設計思想としては、手数料は決済サービス側のデータと突き合わせて把握するもの、ということになります。

エクスポートの件数で挙動が変わる

もうひとつ、実務上わりと効いてくる仕様があります。

ヘルプセンターによれば、最大50件の注文または現在のページの注文をエクスポートした場合、CSVファイルは端末にそのままダウンロードされます。一方、51件以上、または日付を指定してエクスポートした場合、CSVファイルはメールで送信されます。送信先は操作した本人とストアオーナーです。

月末に一括で流し込みたい規模のストアほど、「エクスポートを押す→メールを待つ→添付を開く」という手順を毎月踏むことになります。エクスポートにかかる時間についても、アイテム数10万件未満なら1時間以内、40万件なら4時間程度かかる場合があると明記されています。

さらに、CSVに含まれる取引履歴は売上確定済みの決済データのみで、承認(オーソリ)データは含まれません。オーソリと売上確定のタイミングがずれる決済方法を使っている場合、この差は月跨ぎの計上に直接影響します。

日本にはShopify Taxが来ていない

税額の扱いについても、日本のストアは前提が違います。

Shopifyヘルプセンターの「Shopify Tax」ページは、冒頭の注記で「このガイドは、Shopify Taxの計算機能を使用して米国、欧州連合、またはイギリスで販売を行うマーチャントを対象としています」と書いています。本文でも、Shopify Taxはアメリカ、欧州連合、イギリス、カナダの顧客に販売するマーチャント向けのサービスだと説明されています。

対になる「Manual Tax」のページも同様で、こちらは「手動での税率設定は、アメリカ、カナダ、欧州連合 (EU)、イギリスにおける税金計算のオプションの1つです」と定義されています。

つまり、Shopifyが税務サービスとしてドキュメント化しているのはこの4地域で、日本の消費税は税率設定の枠組みに乗っているだけです。軽減税率8%と標準税率10%を混在させる、適格請求書に対応する、といった日本固有の要件については、Shopify側の税務機能が面倒を見る設計になっていません。会計ソフトへ渡す段階で税区分を正しく振り分ける必要があり、ここがアプリの分かれ目になります。

Shopify App Storeを実際に検索するとどうなるか

2026年9月1日時点で、Shopify App Storeの日本語版で会計ソフト名を検索した結果は次のとおりです。

検索語該当アプリ数内訳
会計538本大半がQuickBooks / Xero向け
freee1本かんたんfreee会計データ連携
弥生4本CSVダウンロード、まるっと請求書、ECコネクター、無関係な1本
マネーフォワード0本該当なし

「会計」で538本が出てくるのに、日本の会計ソフト名を入れた瞬間に数が1桁まで落ちる。この落差が、日本のストアが会計連携で困る理由をほぼそのまま表しています。

「弥生」で出てくる4本にも、弥生会計とAPI連携するアプリは含まれていません。「CSVダウンロード」は弥生会計向けフォーマットのCSVを出力するアプリであり、「ECコネクター」は基幹システムやPOSとのデータ連携を掲げる汎用アプリ、残る1本は検索語と無関係なアプリです。

そして「マネーフォワード」は0本です。これには背景があります。

マネーフォワード側は2023年6月30日に連携を終了している

マネーフォワード クラウド会計のサポートサイトには、2023年6月14日付で「『Shopify』とのデータ連携終了について」という重要なお知らせが掲載されています。連携終了日は2023年6月30日です。

背景として書かれている内容が、この問題の本質を示しています。

明細を自動取得するうえで問題が発生し、当時すでに新規連携も再連携も行えない状態だった。改善を図ってきたが、連携のために利用している「Shopify API」が使用できなくなることにより、今後安定した連携機能の提供が難しく、やむなくデータ連携を終了することとした——という説明です。

つまり、マネーフォワード側が撤退したのであって、Shopify側にマネーフォワード連携の口が用意されているわけではありません。同ページは連携終了後の対処法として、「振替伝票入力」画面で手動で仕訳を登録するか、「仕訳帳」画面でインポートを行うかのいずれかを案内しています。

注意点もひとつ挙げられています。連携終了後も過去に取得した明細は閲覧できますが、データ連携の削除を行うと過去に取得した明細はすべて削除されて復旧できないとされています。今も連携設定が残っている場合、片付けの前に確認しておく箇所です。

実在するアプリ

かんたんfreee会計データ連携(GroovyMedia Inc.)

Shopify App Storeで「freee」を検索して出てくる唯一のアプリです。公開日は2021年1月19日、開発元は東京・赤坂のGroovyMedia Inc.、対応言語は日本語です。

何をするアプリかというと、Shopifyの注文データを勘定科目・取引先・メモタグ・部門・品目を指定してfreee会計へ自動連携します。前述の「注文CSVに手数料の列がない」問題に対して、決済手数料や送料、割引、消費税にそれぞれ別の勘定科目を指定して記帳できるという設計で答えています。軽減税率とPOSにも対応するとされています。

料金は2026年9月1日時点で4段階です。

プラン月額記帳件数の目安超過料金主な差分
ライト14 USD50件1件0.3 USD過去1ヶ月の注文を連携。7日間の無料体験
ベーシック29 USD200件1件0.15 USD過去3ヶ月。取引先・メモタグ・品目・部門・消費税・記帳タイミング設定
アドバンスド49 USD600件1件0.05 USD過去6ヶ月。棚卸仕訳支援
エンタープライズ99 USD記載なし記載なしロケーション毎の部門指定、専用カスタマイズ、API

無料プランはありません。最安のライトプランは月14 USDですが、無料期間中であるかどうかにかかわらず、月間の記帳件数が50件を超えると1件あたり0.3 USDの超過料金が発生すると明記されています。月100件の注文があれば、14 USD + 50件×0.3 USD = 29 USDとなり、ベーシックプランと同額になる計算です。件数が読めるなら、上位プランのほうが安くなる境界を先に計算しておくべきタイプの課金体系です。

もうひとつ、プラン差で見落としやすいのが「過去何ヶ月分を連携できるか」です。ライトは過去1ヶ月、ベーシックは過去3ヶ月、アドバンスドは過去6ヶ月。決算期に過去分をまとめて取り込もうとしてプランが足りない、という事故が起きうる設計になっています。

レビューは2026年9月1日時点で11件、総合評価2.8です。内訳は星5が3件、星4が1件、星3が1件、星1が6件です。件数が少ないため一般化はできませんが、直近のレビューには次のような内容が確認できます。

2026年8月2日のレビューでは、機能に対してコストが高いと感じ、月30 USDほど支払っていたが独自にアプリを作成して代替した、という趣旨のコメントが1件あります。2026年2月8日には、連携できずアプリを開いても灰色画面のままだったため退会した、というレビューが1件あり、開発元が3月5日に通信環境の確認を促す返信をしています。一方で2026年1月23日には、数年使っておりトラブル時のサポートも受けられているという星の高いレビューも1件確認できます。

評価が割れているというより、動いている環境と動かない環境がはっきり分かれている、という読み方が近いと思われます。7日間の無料体験があるので、本番導入前に自ストアで通ることを確認する価値は高いです。

CSVダウンロード | 会計や配送に役立つフォーマットを用意(GroovyMedia Inc.)

同じ開発元による別アプリで、公開日は2020年10月27日、評価は5.0、レビュー6件です。

こちらは会計ソフトとAPI連携するのではなく、各会計ソフトが取り込める形式のCSVを出力するアプリです。有償プランに加入すると、マネーフォワード、弥生会計、勘定奉行、ジョブカン会計といった会計サービス向けのフォーマットで注文データと支払いデータをダウンロードできると説明されています。ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便向けの配送フォーマット出力も同じ有償プランに含まれます。

料金は2段階です。無料プランは無料インストールで、1度に最大50件の注文データを回数無制限にダウンロードでき、期間指定や未発送のみの絞り込み、商品データのダウンロードにも対応します。プロフェッショナルプランは月20 USDで、1度の上限が最大5,000件に上がり、配送業者フォーマットと会計サービス向けフォーマットが解放されます。14日間の無料体験があります。

無料プランの「1度に最大50件」という制限は、Shopify標準のエクスポートが50件を境にメール送信へ切り替わる仕様と数字が一致しています。標準機能の使い勝手が落ちる境界を、そのまま無料プランの境界に置いている構成です。

レビュー6件はすべて星5で、内容には共通した傾向があります。2024年10月31日のレビューは、Shopify標準機能や他アプリでは満足のいく形でデータを取り込めずこのアプリに行き着いた、オンライン相談で逆提案を受けてファイルを調整してもらった、という趣旨です。2023年9月6日のレビューは、ダウンロード項目に不足があったためサポートに要望を伝えたところ追加対応してもらえた、という内容です。レビュー件数は6件と少ないため、これを一般的な評価として扱うことはできませんが、個別調整の相談が通っている事例が複数あるという点は読み取れます。

QuickBooks Online / Xero 系のアプリ

「会計」で538本という数字を作っているのはこの領域です。QuickBooks Onlineの公式アプリは評価4.7、レビュー3,217件、無料インストール。Xeroは4.2、36件。A2X Sync for QuickBooks & Xeroは5.0、342件。Xero Bridge by Parexは4.9、289件。Webgility、Bookkeep、MyWorksなど、選択肢は豊富です。

ただし日本のストアにとって重要なのは、QuickBooks Onlineアプリの掲載ページに書かれている一文です。対応言語は英語のみで、**「このアプリは日本語に翻訳されていません」**と明記されています。

日本の税制に対応した会計ソフトを使っているストアにとって、この層のアプリは選択肢になりません。「Shopifyは会計アプリが充実している」という一般論と、「日本のストアが使える会計アプリがある」という話は、まったく別の問題です。

条件別の選び方

月間注文が50件以下

有料アプリを検討する前に、「CSVダウンロード」の無料プランで足ります。1度に50件、回数は無制限です。標準のエクスポートと違ってメール待ちが発生しないぶん、月次の作業としてはむしろ軽くなります。

freeeを使っていて、月間注文が数百件ある

「かんたんfreee会計データ連携」が事実上唯一の自動化手段です。ただし7日間の無料体験のあいだに、自ストアで実際に記帳まで通ることを必ず確認してください。連携できないという趣旨のレビューが存在する以上、契約後に判明するリスクは避けるべきです。あわせて、月間記帳件数から超過料金込みの実額を計算し、上位プランとの損益分岐点を出しておくことを勧めます。

マネーフォワード クラウド会計、弥生会計、勘定奉行、ジョブカン会計を使っている

自動連携は存在しません。「CSVダウンロード」のプロフェッショナルプラン(月20 USD)で各ソフト向けフォーマットのCSVを出力し、会計ソフト側で仕訳インポートする運用になります。マネーフォワード側の案内も「仕訳帳」画面でのインポートです。

「そのうち公式連携が復活するのでは」と待つ判断もありえますが、終了理由がAPIの利用可否である以上、短期に戻る前提で運用設計をするのは危険です。

決済手数料まで含めて自動で仕訳したい

注文CSVには手数料の列がないため、標準機能だけでは実現できません。手数料に別の勘定科目を指定できるアプリを使うか、決済サービス側の入金データを別途取り込んで突き合わせるかの二択になります。Shopifyが「Payment References」列を照合用のIDとして用意している以上、後者は設計としては正攻法ですが、手作業でやるなら件数が増えたところで破綻します。

導入前に確認すること

  • 月間の注文件数と、アプリの記帳件数上限・超過料金を掛け合わせた実額を計算したか
  • 決算期に遡って連携したい月数が、選ぼうとしているプランの遡及範囲に収まっているか
  • 軽減税率8%と標準税率10%が混在する商品を扱っているか。混在するなら税区分がどう渡るかを確認したか
  • 決済手数料をどこから取得して、どの勘定科目に落とすかが決まっているか
  • 無料体験期間中に、テストではなく実際の注文データで記帳まで通ることを確認したか
  • 会計ソフト側がCSVインポートを受け付ける形式と、アプリが出力する形式が一致しているか
  • マネーフォワード クラウド会計に古いShopify連携設定が残っている場合、削除すると過去明細も消えることを把握しているか

まとめ

Shopifyの会計連携について、2026年9月1日時点で確認できたことは4点です。

第一に、Shopifyの注文CSVには決済手数料の列がありません。ヘルプセンターが列挙するヘッダー定義にも、取引履歴CSVの10列にも含まれていません。手数料は決済サービス側のデータと照合する前提で設計されています。

第二に、マネーフォワード クラウド会計とのデータ連携は2023年6月30日に終了しており、理由はShopify APIが使用できなくなることでした。Shopify App Storeで「マネーフォワード」を検索してもアプリは0件です。

第三に、freee連携アプリはShopify App Storeに1本しか存在せず、評価は2.8、レビュー11件のうち6件が星1つです。無料プランはなく、最安プランでも月14 USD、50件を超えると1件0.3 USDの超過料金が発生します。

第四に、Shopifyが税務サービスとしてドキュメント化しているのは米国・EU・英国・カナダの4地域で、日本は含まれていません。日本の税区分の正確さは、Shopify側ではなく連携の設計と会計ソフト側で担保する必要があります。

次にやることは、自ストアの月間注文件数を確認し、50件を超えるかどうかで無料プランの可否を判断することです。超えるなら、使っている会計ソフトがfreeeかどうかで道が二手に分かれます。どちらの道でも、無料体験のあいだに実データで記帳まで通すこと。ここを飛ばすと、月額を払ってから動かないことに気づく形になります。

料金と仕様は変更される可能性があります。本記事の内容は2026年9月1日時点のShopify App Store、Shopifyヘルプセンター、マネーフォワード クラウド会計サポートサイトの記載に基づいています。導入前に最新情報をご確認ください。

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