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アプリ比較

Shopifyオークションアプリの「無制限」は3つの別物|落札されて初めて課金するアプリは1本だけ

Shopifyにオークションという概念はありません。管理画面にオークションのオブジェクトも入札のレコードも無く、Shopifyストアで起きている入札はすべてアプリの中の出来事です。2026年9月2日時点で米国版Shopify App Storeのオークションアプリ7本の料金を確認したところ、プラン上限の数え方が揃っていませんでした。Bidly と Webkul Product Auction は同時開催数、Auction Today と Bid Online Auction はオークション件数、Treo · Auction Plus は月あたりの出品数、そして Auction Now は月額固定費ゼロで落札成立時に5%です。この5%モデルは、月間オークション売上がおよそ300ドルを超えた時点で月15ドル無制限プランより高くなります。さらに重要なのは、落札者が支払わなかったときにどうなるかで、その自動化が現れる価格帯は0ドルから30ドルまで開きます。

AIECアプリ研究所 AI編集部公開日 更新日 読了 18#アプリ比較#Shopifyブログ運営

この記事でわかること

この記事の目次Contents閉じる開く

オークションは、Shopifyが持っていない値決めの仕組みです。管理画面にオークションというオブジェクトは無く、商品に入札レコードも付きません。店舗が公開していない価格に顧客が合意する経路そのものがありません。標準機能でいちばん近いのは手作業です。メールで届くオファーを眺め、誰が勝ったかを判断し、カスタム価格でドラフトオーダーを作る。

四半期に1点の絵画ならそれで足ります。事業にはなりません。だからこのカテゴリはまるごとアプリ側にあり、Shopify自身のApp Storeの分類がそれを認めています。オークション関連の機能は Pricing quotes や Pricing optimization の配下に Auctions Bidding という機能フィルタとして現れます。Shopifyの機能としてではありません。

調査日は2026年9月2日。料金はすべてUSDで、英語(USロケール)のApp Storeリスティングから取得しています。

「無制限」が3つの別物である

7本のアプリの料金ページを並べると、同じ単位を数えているものが2本もありません。あるリスティングの「unlimited auctions」と別のリスティングの「unlimited auctions」は、別の商品を指しています。

  • Bidly: Auction and Bidding AppWebkul Product Auction同時開催数——いま同時に何本走らせられるか。
  • Auction TodayBid Online AuctionAuction Proオークション件数。期間の定義はリスティングに書かれていません。
  • Treo · Auction Plus月あたりの出品数。加えてオファー操作数という第2のメーターがあります。
  • Auction Now は月額固定費なし。**落札が成立したときに5%**です。

同時に20点を走らせ、週次で入れ替える(月およそ80点)ストアを、各アプリの公開プランに当てはめます。

アプリ何を数えているか有料の入口20点同時・月80点に収まる最安プラン
Bidly: Auction and Bidding App同時アクティブ数月9.99ドル(3本)月19.99ドル Pro(20本)
Webkul Product Auction同時開催数月15ドル(unlimited auctions)月15ドル Starter(ただし後述の注意あり)
Auction Todayオークション件数月9ドル(15件)月15ドル Advanced(無制限)
Bid Online Auctionオークション件数月7.90ドル(15件)月14.90ドル PRO+(無制限)
Auction Proオークション件数月15ドル(100件)月15ドル Basic
Treo · Auction Plus月あたりの出品数月19ドル(月100出品)月19ドル Basic
Auction Now数えない(成果報酬5%)無料インストール落札成立ごとに売上の5%

数値はすべて各アプリのShopify App Storeリスティング(USロケール、2026年9月2日確認)から取得。

Webkulの注意点は、導入後に驚くことになる種類のものなので名指ししておきます。Freeプランには Live Running Auction Limit At-a-time: 1 と明記されています。月15ドルのStarterは Unlimited Auctions とだけ書かれ、同時開催数の記載がありません。同時開催数は月30ドルのGrowthで Live Running Auction Limit At-a-time:500 として再び現れます。Starterの同時開催が無制限なのか、より低い上限を引き継ぐのかはリスティングに書かれておらず、Webkulの公開ドキュメントでも確認できませんでした。多数を同時に走らせるなら、契約前に確認すべき項目です。

成果報酬5%が固定費を上回る地点

Auction Nowはこの中で唯一、サブスクリプションを持ちません。無料インストールで、落札が成立したときに5%。月に1点だけ試すストアにとっては、これが明確に正しい形です。売れなければ費用はゼロだからです。

計算はすぐに反転します。

月間オークション売上Auction Now(5%)Auction Today AdvancedTreo · Auction Plus Grow
300ドル15ドル15ドル49ドル
2,000ドル100ドル15ドル49ドル
10,000ドル500ドル15ドル49ドル
50,000ドル2,500ドル15ドル49ドル

月間落札額5万ドルでは、成果報酬モデルと月15ドルの固定プランの差は年間およそ2万9,800ドルになります。これはAuction Nowが悪いアプリだという話ではありません。Built for Shopifyバッジを持ち、次点繰り上げを無料プランに載せ、固定費モデルにはできない形で提供側の利害を店舗と揃えています。そうではなく、成果報酬は入口の形であって、常時監視すべき対象だという話です。

本当の論点は、落札者が支払わないとき

固定価格のストアなら、カゴ落ちは失注です。オークションでは、支払わない落札者はそれより厄介です。その一点は他の入札者に対して確保され、次点以下には「負けた」と通知され、いま古い入札履歴を抱えたまま売れ残っています。

Shopifyにはこれを扱う仕組みが無いので、各アプリが独自に発明しています。そして自動化が現れる価格帯こそが、実質的な価格差です。

アプリ未払い時の扱い現れるプラン
Auction NowAuto select the next bidder as the winner if current winner doesn't pay無料インストール(5%)
Webkul Product AuctionWinner expiration windowAuto Winner Declaration月15ドル Starter
Webkul Product AuctionAuto-Charge Winner月30ドル Growth
Treo · Auction PlusAutomatic payment reminders月19ドル Basic
Auction TodayAuto declare winner月15ドル Advanced
Bid Online AuctionManual Winner Selection月7.90ドル PRO

機能名は各アプリのShopify App Store料金プランの原文表記(2026年9月2日確認)。

思想が3つに分かれています。

自動で決済する。 落札者への自動課金を明記しているのはWebkul Product Auctionだけで、月30ドルです。低単価を大量に回していて請求を追いかけられないなら、買っているのはこの1機能であり、それは無料プランの2段上にあります。

次点へ回す。 Auction Nowの次点繰り上げはオークションハウスの慣行そのもので、月額固定費のないプランに載っているものとしては唯一見つかりました。

催促して待つ。 Treoの自動支払いリマインダーとWebkulの落札者有効期限は、どちらも最後は人が閉じる前提です。5桁ドルの1点に電話をかける価値がある美術品や収集品には合い、週200点を捌くストアには合いません。

Bid Online Auctionの Manual Winner Selection は正直です。月7.90ドルはこのカテゴリ最安の入口で、自動化にあたるのはあなた自身です。

バイヤーズプレミアムを名指ししているのは1本だけ

実際のオークションハウスは必ずバイヤーズプレミアム——落札価格に上乗せして運営費を賄う手数料——を取ります。7本のうち Buyer's premium & product fees を明記しているのは Treo · Auction Plus だけで、しかも月19ドルのBasicではなく月49ドルのGrowにあります。

事業モデルがプレミアム前提なら、この1行で比較は終わります。月49ドルのTreoを選ぶか、他のすべてで最低落札価格に手数料を織り込むか、の二択です。

主要アプリ

Auction Today — 件数を回すときの既定解

Auction TodayのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Auction Today、2026-09-02時点)

開発元はApex Apps、公開日は2022年8月10日、評価4.9・レビュー305件で、この比較では突出して最大のレビュー母数です。4段構成で、Free(1件。ただし代理入札、ポップコーン入札、最低落札価格、即決価格、多通貨まで含む)、Starter月9ドル(15件、一括作成、専用オークションコレクション)、Advanced月15ドル(無制限、落札者の自動決定、メール通知、連携)、Enterprise月40ドル(承認済み入札者、CSVインポート、API、メールテンプレート)。

特異なのは無料プランの厚みです。最低落札価格、即決、代理入札、ペニーオークションが0ドルで揃い、制約は2本目を走らせられないことだけ。自社の商材がオークションに向くかを試す手段としては、このカテゴリで最も誠実に安い選択肢です。

連携先の広さもこの中では随一で、Klaviyo、Mailchimp、HubSpot、Mailgun、SendGrid、Wiser、そしてCustomer accountsに対応します。

向いていないケース: 開催前に入札者を審査したい運用。Approved Bidders は月40ドルのEnterprise限定です。

Webkul Product Auction — 機能は最も深く、テーマへの侵入も最も広い

Webkul Product AuctionのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Webkul Product Auction、2026-09-02時点)

Webkul Software Pvt Ltdが2016年5月12日から提供している、この比較で9年ぶん最古のアプリです。代理入札、ポップコーン入札、ペニーオークション、参加費、入札者のBAN、CSV一括登録、Twilio経由のWhatsApp・SMS通知、月40ドルのProで使えるAuction APIまで揃います。

評価は読み方に注意が必要です。4.7・165件ですが、内訳は5つ星84%に対して1つ星10%(17件)。平均が凡庸なのではなく、二極化しています。設定項目が多いアプリに典型的な形です。直近のレビューは肯定的で、サポートの応答速度への言及が繰り返し出てきます。シンガポールのある店舗は3年近い利用を報告しています。

月15ドルのStarterにある Joining Fee は、他社が挙げていない不正対策のレバーです。入札に参加費を課せば、冷やかしは自分から抜けます。無料プランの Ban Bidders と組み合わせると、悪意ある入札への回答としてはこのカテゴリで最も完成しています。

向いていないケース: テーマ改変に慎重なストア。データアクセス欄にはOnline Storeのscript tag、テーマ、アプリ管理下のページへの編集権限が並び、この比較で最も広い面積です。

Treo · Auction Plus — Built for Shopifyで、唯一プレミアムを持つ

Treo · Auction PlusのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Treo · Auction Plus、2026-09-02時点)

オクラホマシティのTreoが2023年12月13日に公開。Built for Shopifyバッジを持ち、評価5.0・31件。CheckoutとKlaviyoに対応し、北米拠点のライブチャットとメールサポートを明記しています——サポート地域を明示している唯一のリスティングで、東部時間の夜9時に終了するオークションを回すなら効いてきます。

無料プランは桁違いに寛容で、月50出品が0ドル。他社の無料プランはいずれも1件です。ただし無料で取り上げられているのは運用層で、追い越し通知、ウォッチリスト、ソフトクローズ、支払いリマインダーはすべて月19ドルのBasicからです。

Auction Plusにはもう1つの製品が同居しています。チャット形式の価格交渉 Make an Offer で、オファー操作数として別メーターになっています。オークションとオファー販売を両方やるなら、両方できるのはここだけです。ただし2つのメーターは1つの請求書を共有する2製品だと理解してください。

向いていないケース: 大量出品。公開されている最上位が月99ドルで月1,000出品なので、1日およそ33点を超えると枠を使い切ります。

Auction Now — 固定費ゼロ、利害は一致、ただし交差点に注意

Auction NowのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Auction Now、2026-09-02時点)

カリフォルニア州サンラファエルのRaremarqが2025年8月14日に公開。Built for Shopifyバッジ、評価4.7・12件。プランは1つだけで、無料インストール、落札成立時に5%です。

その単一プランの中身は薄くありません。スナイプ対策のSoft Close、入札者とウォッチャーへのブランドメール、自動の同梱配送、代理入札の上限額、多通貨、一括作成、そして次点繰り上げ。月10点未満のストアにとっては、このカテゴリで最もリスクの低い入口です。売れない月の費用がゼロだからです。

Auto Combined Shipping は立ち止まる価値があります。1回のセッションで4点落札した入札者は送料を1回だけ払うべきで、手作業でまとめるのは面倒です。この機能を名指ししているのは他にありません。

向いていないケース: 規模が出た後すべて。上の交差点の計算を先にしてください。

Auction Pro — 無料プランなし、その代わり最短の権限リスト

Auction ProのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Auction Pro、2026-09-02時点)

トロントのEngineLaserが2022年1月11日に公開。評価4.9・17件。2段構成で、月15ドル100件と月25ドル無制限、いずれも14日間の無料トライアル付きです。この比較で最長のトライアルで、無料プランが無いことへの唯一の埋め合わせでもあります。

リスティングにはリバースオークションと入札手数料・ペニーオークションが挙げられています。データアクセスはこの中で最も狭く、テーマは閲覧のみ、あとは商品・注文・ロケーションです。アプリにテーマを書き換えさせずにオークションを回したいなら、これが最短の権限リストです。

向いていないケース: 課金前に試したいストア。無料プランは無く、トライアルのみです。

Bidly と Bid Online Auction — 新顔の両端

Bidly: Auction and Bidding AppのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Bidly: Auction and Bidding App、2026-09-02時点)

Human Intelligence Studio Limitedが2026年2月19日に公開したBidlyは、執筆時点でレビューが1件もありません。プラン構成はこのカテゴリの同時開催モデルを最も明快に言語化しています。無料で1本、9.99ドルで3本、19.99ドルで20本、49.99ドルで無制限。入札者向けライブチャットを最上位に置いているのも、ポップコーン入札を無料プランではなく19.99ドルに置いているのも、ここだけです。

レビュー0件は失格理由ではありませんが、織り込むべき事実ではあります。競り合う最後の30秒でどう振る舞うかの実績がまだ無く、オークションアプリが唯一外してはいけないのはその瞬間です。

Bid Online AuctionのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Bid Online Auction、2026-09-02時点)

Systenics Solutions LLPのBid Online Auctionは評価4.4・5件で、有料の入口としてはこの中で最安です。月7.90ドルで15件、月14.90ドルで無制限、どちらも年払いで20%割引。対応言語は28で、この比較では最多です。落札者の選定は手動、メール通知はPROから、自動課金や次点繰り上げはリスティングにありません。

今年、2本がカテゴリから消えた

Seamlessly Apps の Seamlessly Auction と Modern e-Commerce Technologies LLC の Hobuy: Instant Auctions Hub は、2026年9月2日時点でどちらも "This app is not currently available on the Shopify App Store" を返します。検索結果には依然として出てきますし、第三者のまとめ記事にも載っています。

これは脚注以上の意味を持ちます。オークションアプリは、Shopify側に置き場所のないライブな入札状態を抱えています。掲載が止まったとき、開催中のストアに標準機能の受け皿はありません。出品は単に出品でなくなります。導入前には、送り込んできたまとめ記事ではなくリスティング本体で、公開日とレビューの直近性を確認してください。

選び方

  • 自社の商材がオークションに向くかを試す: 月間オークション売上がおよそ300ドル未満に収まるならAuction Now。超えるならAuction Todayの無料プラン(1本に最低落札価格・即決・代理入札まで付く)。
  • 一定量を固定費で回す: 月15ドル無制限のAuction Today Advanced、または落札者を手で選んでよいなら月14.90ドルのBid Online Auction PRO+。
  • 未払い落札者が主要コスト: Auto-Charge Winner を持つ月30ドルのWebkul Product Auction Growth。自動課金を名指ししているのは他にありません。
  • バイヤーズプレミアムを取る: 月49ドルのTreo · Auction Plus Grow。機能名を明記しているのはここだけです。
  • 開催前の入札者審査: 月40ドルのAuction Today Enterprise(Approved Bidders)か月49ドルのTreo Grow(Bidder registration fields)。月15ドルのWebkul Joining Fee は仕組みは違いますが安価な経済的フィルタです。
  • 権限を最小にしたい: テーマが閲覧のみのAuction Pro。
  • 多数を同時開催する: 支払う前に同時開催数を書面で確認してください。リスティングの記述が最も曖昧な箇所です。

リスティングに書かれていないこと

一次情報から確認できず、各社に直接確認すべき項目が3つあります。

同時開催数の上限がオークション件数の上限に連動するか。 WebkulのStarterは同時開催数を再掲せずに無制限とだけ書きます。Auction Today、Auction Pro、Bid Online Auctionは期間の定義なしに「auctions」とだけ書いており、それが累計なのか月次なのか同時なのかはリスティングから読み取れません。

アンインストール時に開催中の出品がどうなるか。 この7本のどのリスティングにも記載がありません。

オークション経由の購入がShop Payなどの高速チェックアウトの対象になるか。 「Works with」にCheckoutを挙げているのはTreo · Auction Plusだけです。他社は可否を明示しておらず、「公式情報では確認できなかった」ことと「非対応」は別です。

参考・出典

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Shop Pay Installmentsは有効化無料、アプリ不要、そしてShopifyは手数料を公開していません。レートを見られるのは自社の管理画面の中だけです。加えてCapital OneとChaseのクレジットカードを受け付けず、月次プランはデビットカード限定、ギフトカードとサブスクリプション商品は対象外で、商品ごとにオン・オフを切り替えることもできません。Affirmはパスワード保護中のストア、英語以外の主要言語、主にB2Bという理由でアカウントを停止します。さらにShopifyの「Getting paid」ページは「disputeは管理画面に通知される」と書き、FAQは「管理画面には通知されない」と書いています。適格性を満たせない場合の代替はKlarna、Afterpay、Sezzle、Zip、PayPalのon-site messagingアプリで、このカテゴリーの評価は1.0〜3.2です。調査日は2026年9月2日です。