この記事でわかること
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「Shopifyのコレクション並び替えは6種類しかない」という説明を、日本語の解説記事でいまも頻繁に見かけます。2026年9月1日時点で、これは誤りです。
help.shopify.com が列挙する選択肢は9種類あり、GraphQL Admin API の CollectionSortOrder enum も9値で一致しています。差分の中心は、2026年4月15日にShopifyが追加した「Most relevant」です。しかもこれは、以後に作成する新規コレクションの既定ソートになりました。既定値が変わったのに、解説の前提が止まっている状態です。
もう2つ、並び順の設計を左右する事実があります。「Best selling」は直近N日ではなく全期間(all-time)の注文件数であること。Shopify製の無料アプリ Search & Discovery が持つ「品切れ商品を最後に配置」は検索結果と予測検索にしか効かず、コレクションページの並び順には介入しないことです。
この記事では標準機能の限界を一次情報ベースで整理し、売り切れ商品を末尾に送るソートアプリ8本を同じ軸で比較します。調査日は2026年9月1日、料金はすべてShopify App Store掲載のUSD表記です。
先に結論
条件別の推奨は次のとおりです。
- 商品点数が数十点で、売り切れは非表示でよい:アプリ不要。条件に「Inventory stock is greater than 0」を追加し、
Match all conditionsにするだけで完結します - 売り切れを「隠す」のではなく「下げる」だけでよく、コストを最小化したい:MB Push Down Hide Out of Stock(無料〜13.99 USD/月、全プランでリアルタイム動作を明示)
- 日本語UIが必須:Nada • Hide Out of Stock(9.99〜19.99 USD/月)。日本語UIを掲載している数少ないソート系アプリです
- 無料枠のまま在庫連動ソートを回したい:SortWise Collection Sort(無料プランから毎時自動ソート)
- コレクション数が多く、複合ルールを低コストで自動化したい:Jedi ‑ Collection Sort Pro(2.99 USD/月〜、課金軸はコレクション数のみ)
- GA4の閲覧数やカート追加率で並べたい:ST: Product & Collection Sort(19 USD/月〜)
- 在庫回転が緩やかで、返品率や粗利まで含めた多変量MDをやりたい:KX AI Collections(19 USD/月〜、ただし更新は1日1〜4回)
- 課題が並び順ではなく「条件60個の上限」や「AND/ORの入れ子」:ソートアプリでは解決しません。Smart Collection Pro(5 USD/月〜、日本語UIあり)が該当します
そして全アプリ共通で、アンインストール後に並び順が保持されるのか標準ソートに戻るのかは、App Store掲載情報からは1社も確認できませんでした。 導入前に各社サポートへ確認すべき最重要の隠れコストです。
並び替えは9種類ある
管理画面で選べる並び順と、API側のenum値の対応は次のとおりです。
| # | 管理画面の表記 | API enum値 |
|---|---|---|
| 1 | Most relevant(新規コレクションの既定値) | MOST_RELEVANT |
| 2 | Best selling | BEST_SELLING |
| 3 | 商品タイトルのアルファベット順 | ALPHA_ASC |
| 4 | 商品タイトルの逆アルファベット順 | ALPHA_DESC |
| 5 | 価格が高い順 | PRICE_DESC |
| 6 | 価格が安い順 | PRICE_ASC |
| 7 | 商品作成日が古い順 | CREATED |
| 8 | 商品作成日が新しい順 | CREATED_DESC |
| 9 | Manually(手動) | MANUAL |
Most relevant は「販売実績に基づく」以上の説明がない
2026年4月15日のShopify Changelogは、Most relevantの追加を告知しつつ「既存コレクションのソートは変更されない」とだけ述べています。help.shopify.com の説明も「販売実績(sales performance)に基づく最も関連性の高い商品順」までで、集計期間・重み付け・在庫を考慮するかどうかはいずれも公開されておらず、未確認です。
実務上の含意は2つあります。2026年4月15日以降に作ったコレクションは、意識的に変更しない限りロジック非公開のソートで並んでいること。そして、並び順の根拠を社内やクライアントに説明する必要がある案件では、Most relevantを既定のまま使いにくいことです。
Best selling は「全期間」の注文件数
help.shopify.com は Best selling を「その商品を含む注文の全期間(all-time)の件数」と明記しています。直近30日でも90日でもありません。販売実績がゼロの商品は、新しい順にフォールバックします。
これが「売れ筋順にしているのに数年前のヒット商品が上位から動かない」という現象の正体です。集計期間を指定するオプションは標準になく、「直近の売れ筋」で並べたい時点でアプリの検討対象になります。
標準の自動条件はどこで詰まるか
| 項目 | 標準仕様 |
|---|---|
| 1コレクションあたりの条件上限 | 合計60個 |
| 上限に達した後の挙動 | 現行の公式ドキュメントに記載を確認できず未確認 |
| 論理演算 | ソース単位で Match all conditions か Match any condition の二択 |
| 入れ子 | 不可。AND/ORの階層構造は組めない |
| 部分的な合成 | 1コレクションに複数ソース(Products / Variants / Collection / App)を追加でき、ソース同士は実質OR結合。さらにExclude(除外)が全ての包含を上書きする |
| 除外に使える条件 | Product category / Tag / Type / Vendor の4種のみ |
| 比較演算子 | >= <= は存在しない。「100ドル以下」は「is less than $100.01」と1セントずらす回避策が公式に案内されている |
つまり、標準で組めるのは「複数ソースのOR結合+Excludeによる上書き」という2階層の限定的な合成までです。「(タグAまたはタグB)かつ価格が一定額未満」のような真の入れ子は、1ソースの中では表現できません。
ストア全体の上限も明文化されています。条件付きコレクション5,000、バリエーションを含むコレクション100、他コレクションを内包するコレクション50、他コレクションを除外するコレクション5、コレクション条件に使えるメタフィールド定義は商品・バリエーションそれぞれ128です。なおStarterプランはコレクション機能そのものが非対応です。
反映が常に正しいという前提も置けません。help.shopify.com の条件ページには専用のトラブルシューティング節があり、「まれにコレクションが条件に一致しない商品を含む、または一致する商品を含まない」ケースが公式に認められています。回避策として案内されているのは、同じ条件を複製して保存してから削除する、商品側に微小な変更を加えて保存してから戻す、価格条件を0.01ドルずらして保存してから戻す、の3種類です。いずれも「保存し直してコレクションを更新させる」操作であり、セール開始時刻ちょうどの反映を前提にした設計は避けたほうが安全です。
「無料の公式アプリで解決」は成立しない
ここが本記事でいちばん誤解の多い部分です。
Shopify製の Search & Discovery アプリには「Out-of-stock products: 表示/非表示/最後に配置」という設定があります。しかし公式ドキュメントは、この設定が検索結果ページと予測検索の挙動を調整するものだと明記しています。コレクションページの既定ソートは対象外です。同じく Product boosts も「online store で実行された検索」に限定されます。Search & Discovery がコレクションページに提供するのはフィルターであって、並び順ではありません。
Shopify Flow も同様です。Flowの Send Admin API request アクションは「非同期ミューテーションおよびJob型を返すミューテーションをサポートしない」と明記されており、並び替え用の collectionReorderProducts はまさにJobを返す非同期ミューテーションです。Flowでできるのは、在庫0の商品を非公開にすること(公式テンプレート「Publish and unpublish products based on inventory level」)と、collectionUpdate でソート方式そのものを切り替えることまでです。
標準機能で公式に案内されている解は、「Inventory stock is greater than 0」+Match all conditions で品切れ商品をコレクションから外す、つまり下げるのではなく消す方法だけです。SEOや再入荷通知、広告のランディング先として商品ページを残したいストアは、この時点で選択肢がなくなります。
なお手動での調整も無制限ではありません。API側では collectionReorderProducts の実行に Collection.sortOrder が MANUAL であることが必須で、1リクエストあたりの moves は最大250件です。管理画面の Collection items は1ページ60商品のページネーションで、ドラッグのほか「Move → To the beginning / To the end / To position」が使えます。少量の調整なら、Sidekickに自然言語で並び替えを依頼する方法も公式に案内されています。
日本のストアで追加で効いてくる論点
日本語UIを掲載しているソート系アプリはごく少数です。 今回調査した範囲で、apps.shopify.com のLanguages欄に日本語を掲載しているのは Nada • Hide Out of Stock と Smart Collection Pro の2本だけでした。Sort'd / Jedi / ST / SortWise / MB / KX AI Collections / Sortimize はいずれも英語のみです。
そして日本語UIがあることと、日本語で問い合わせできることは別です。 apps.shopify.com の各アプリページには、開発元が日本語での直接サポートを提供しているかどうかが表示されます。今回調査した9本は、日本語UIを持つ Nada と Smart Collection Pro を含めて、すべて「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません」と掲載されていました。Languages欄はUIの言語であって、問い合わせ窓口の言語を保証しません。
日本語商品名のタイトルソートが五十音順になる保証はありません。 Shopify Communityには「Dawnで商品リストをアルファベット順に並べると、現在の言語ではなく既定言語のタイトルで並ぶ」という報告とShopifyスタッフの応答が1件あります。日本語ロケールでの五十音順ソートの可否について公式ドキュメントの記載は確認できず、ここは未確認です。タイトル順を採用する前に、自ストアの実データで並びを目視確認することをおすすめします。
ソートアプリ8本の比較
まず基本情報とコストです。
| 項目 | Sort'd | Jedi | ST | SortWise | Nada | MB | KX AI Collections | Sortimize |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開発元 | Beefy Nachos Ltd(英) | Jedi Apps(印) | Green Apple Solutions(印) | Mezereon Inc.(米) | Digismoothie(チェコ) | merchbees(トルコ) | Kimonix(イスラエル) | Podo Pals(米) |
| Built for Shopify | あり | あり | なし | あり | あり | あり | なし | なし |
| 評価/レビュー数 | 5.0/134件 | 4.8/113件 | 5.0/約236件 | 5.0/22件 | 4.8/23件 | 4.8/140件 | 5.0/約200件 | 5.0/6件 |
| 公開年 | 2019 | 2023 | 2021 | 2025 | 2021 | 2020 | 2020 | 2021 |
| 本番で使える無料プラン | あり | あり | あり(条件付き) | あり | なし | あり | なし | なし |
| 最低有料料金 | 29 USD/月 | 2.99 USD/月 | 19 USD/月 | 9 USD/月 | 9.99 USD/月 | 4.99 USD/月 | 19 USD/月〜 | 9.99 USD/月 |
| 最上位料金 | 350 USD/月〜個別 | 249 USD/月 | 179 USD/月 | 49 USD/月 | 19.99 USD/月 | 13.99 USD/月 | 299 USD/月〜 | 64.99 USD/月 |
| 課金の従量軸 | 月間セッション数 | コレクション数 | ソート回数+注文数 | 商品数・コレクション数・注文数 | 商品数 | 商品数・コレクション数 | コレクション数+平均月間注文数 | コレクション数+商品数 |
| 無料トライアル | 7日 | 7日 | 7日 | 7日 | 7日 | 3日 | 14日 | 14日 |
| 日本語UI | なし | なし | なし | なし | あり | なし | なし | なし |
次に、実行頻度と要求スコープです。
| 項目 | Sort'd | Jedi | ST | SortWise | Nada | MB | KX AI Collections | Sortimize |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 掲載されている実行頻度 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 無料プランから毎時 | リアルタイム | 全プランでリアルタイム | 1〜4回/日 | 1〜4回/日、最上位のみ毎時 |
| 頻度情報の確度 | 未確認 | 未確認 | 未確認 | 確認済み | 確認済み | 確認済み | 確認済み | 確認済み |
| 再入荷時に元の位置へ復帰 | 未確認 | 明示あり | 未確認 | 未確認 | 再公開として対応 | 明示あり | 未確認 | 未確認 |
| メタフィールドソート | あり(Premium) | あり | あり(179 USD限定) | あり(有料) | なし | なし | あり | なし |
| A/Bテスト | あり(70 USD〜) | あり | なし | あり(有料) | なし | なし | あり | なし |
| 顧客の機微情報スコープ | 行動データのみ | 氏名・メール・電話・住所 | 掲載なし | 行動データのみ | 要求なし | 要求なし | 氏名・連絡先+全期間の注文履歴・返品・配送情報 | 要求なし |
表から読み取れること
最大の隠れコストは月額ではなく実行頻度です。 KX AI Collections は最上位の299 USD/月でも更新は1日4回、Sortimize の入門プランは1日1回です。一方、MB Push Down Hide Out of Stock は全プランで「All features work real-time」と明記し、SortWise は無料プランから毎時、Nada は「在庫が変わるたびに反応し、手動同期は不要」と掲載しています。在庫が数分単位で動くストアでは日次バッチ型は要件を満たしませんが、家具やBtoBのように回転が緩やかなら1日4回でも実害はありません。なお KX AI Collections は機能タグに「Real-time updates」がありながら料金表は「Updates 1〜4/day」です。機能タグではなく料金表と説明文を見る必要があります。
課金の従量軸が根本的に違うため、月額の単純比較はできません。 商品点数は多いがトラフィックは中規模ならセッション課金の Sort'd が有利になり、注文数が多くコレクション数が少なければ Jedi が読みやすくなります。とくに ST は「1 Sort」の定義がリスティングからは判断できず未確認のため、高頻度運用では費用の事前見積が最も難しくなります。
「無料プランあり」の中身も揃っていません。 Nada の Free はトライアルストアと開発ストア専用で本番では使えず、ST の Free は掲載上「Shopify ベーシック/プロフェッショナルプラン」かつ月間注文250件未満のストアに限定されます。一方 MB は商品50点・コレクション100件まで本番で無料、SortWise は10コレクション・毎時ソート・分析まで無料です。
要求スコープの差は社内審査に直結します。 Nada、MB、Sortimize は注文データも顧客データも一切要求しません。対して KX AI Collections は全期間の注文履歴・返品・配送情報に加え、チェックアウトページやテーマの編集権限まで求めます。個人情報の取り扱いが厳格な組織では、機能比較の前に権限で候補が絞られます。
各アプリの要点
MB Push Down Hide Out of Stock
「売り切れを下げる」だけが要件なら費用対効果が最も高い選択肢です。在庫あり商品側のソート方式(best selling / price / new-old / manually)も指定できるため、「Best sellingを維持しつつ売り切れだけ最下部」がアプリ単体で完結します。非表示の対象をオンラインストアだけでなく複数の販売チャネルへ広げられる点も、開発元のChangelogに記載があります。
一方で、公式FAQは重要なことを2つ明記しています。ひとつは、このアプリが管理画面側のソート方式を「Manually」に設定して並び順を制御していること。もうひとつは、管理画面でそのコレクションのソート方式を変更すると、アプリ側でそのコレクションが自動的に無効化されることです。手動で並び替える運用が併存するストアは、この挙動を前提に運用ルールを決める必要があります。上限は商品10,000点・コレクション300件で、超過時の対応は未確認。無料トライアルが3日と短い点も注意が必要です。
Nada • Hide Out of Stock
日本語UIを掲載し、注文データも顧客データも要求しない最小限のスコープで動きます。60日間の返金保証を掲載しているのは、この比較ではNadaだけです。「N日間在庫切れが続いたら非表示」の日数指定、非表示URLへのSEOフレンドリーなリダイレクト、売り切れバリエーションの非表示など、品切れ処理の粒度は最も豊富です。本番ストア向けの無料プランはありません。★1のレビューが1件あり、「アプリ外で手動変更を加えるたびに自動ソートが無効化される」という内容です。手動並び替えの運用が多いストアは、この競合を検証してから導入してください。
SortWise Collection Sort
無料プランが最も手厚く、10コレクション・毎時自動ソート・売り切れ押し下げ・分析・ソート回数無制限が0円で使えます。課金軸が4つ明示されており事前見積が可能です。ただし上限は最上位プランでも商品25,000点・月間注文10,000件で、超過時の対応は未確認。2025年3月公開でレビュー22件と実績は薄めです。
Jedi ‑ Collection Sort Pro
有料プランが2.99 USD/月からと最安で、課金軸は管理コレクション数のみです。再入荷時に元の位置へ戻る仕様と入れ子ソート(nested sort)を掲載し、Claude / MCP / Sidekick 連携を掲載しているのもこの比較では唯一です。注意点は、顧客の氏名・メール・電話・住所の閲覧スコープを要求すること。コレクション数が増えると単価の跳ね方も大きくなります(250件で30 USD、1,000件で80 USD)。
ST: Product & Collection Sort
GA4の閲覧数・カート追加率でソートできる点が独自で、販売実績が薄い新商品の評価に効きます。Boost AI Search & Filter や Searchanise、Search & Discovery との共存を明示しており、検索系アプリを導入済みのストアで競合しにくいのも特徴です。Built for Shopify バッジはなく、無料プランは掲載上「Shopify ベーシック/プロフェッショナルプラン」かつ月間注文250件未満のストアに限定されます。
Sort'd ‑ Prime Collection Sort
2019年公開の最古参で、無料プランでドラッグ&ドロップのマーチャンダイザーが無制限に使えます。課金軸が月間セッション数のみなので、商品数やコレクション数が増えてもコストは動きません。無料プランの「Limited Sorting with Automations」の具体的な上限は掲載されておらず未確認で、見積が立てにくい点は弱点です。
KX AI Collections
旧称 Kimonix です。**App Store上の現在の正式名称は「KX AI Collections」**なので、旧称で検索すると情報が混在します。返品率・粗利・サイズ在庫を含む100以上のパラメータでのソートやマーケット別のソート戦略など、機能の幅は最大です。ただし更新頻度が1日1〜4回であること、料金表に「Plan STARTS at」と明記され実質月額が事前に読めないこと、要求スコープが最も広いことの3点は導入前に必ず確認してください。
Sortimize Collection Sort
入門プラン(9.99 USD/月)の更新は1日1回で、毎時更新には64.99 USD/月の Turbo が必要です。「実行頻度は隠れコスト」の実例として挙げています。レビューは6件のみで最新が2024年12月のため、実績評価に耐える母数ではありません。
補足:条件60個の壁に当たっている場合
Smart Collection Pro(BazaarForge、5 USD/月〜)は、条件数無制限の自動コレクション作成と入れ子コレクションを提供し、「条件60個」「AND/OR入れ子不可」という標準の制約を直接解決します。日本語UIを掲載し、無料トライアルは21日とこの調査で最長です。ただし並び替え機能は持ちません。 ソートアプリの代替ではなく補完です。
導入前チェックリスト
- 売り切れ商品を「消す」ことが許容できるか。許容できるなら標準機能だけで完結します
- 在庫がどのくらいの頻度で動くか。数分〜1時間単位で動くなら、日次バッチ型は候補から外れます
- 課金の従量軸(商品数/コレクション数/注文数/セッション数/ソート回数)のうち、自社で最も増えるものはどれか
- 「無料プラン」が本番ストアで使えるプランかどうかを確認したか
- 要求されるデータアクセス権限が、自社の個人情報保護方針の審査を通るか
- 日本語UIと日本語サポートを分けて要件定義したか。今回の9本はいずれも「日本語での直接的なサポートを提供していません」と掲載されています
- 管理画面から手動で並び替える運用があるか。ある場合、アプリの自動ソートとの競合を検証したか
- アンインストール後に並び順がどうなるかを、導入前に各社サポートへ確認したか
- 日本語商品名でタイトル順を使う予定があるなら、実データで並び順を目視確認したか
- 本番テーマに入れる前に、テストストアまたはテーマの複製で検証する段取りがあるか
まとめ
判断の順番は4つです。
まず、前提を更新します。 並び替えは9種類で、2026年4月15日以降に作った新規コレクションの既定値は Most relevant です。Best selling は全期間の注文件数なので、「直近の売れ筋」は標準では実現できません。
次に、標準で足りるかを確認します。 売り切れをコレクションから消してよく商品点数が少ないなら、「Inventory stock is greater than 0」+Match all conditions で完結します。この場合アプリは不要です。
三番目に、「無料の公式アプリ」への期待を切り離します。 Search & Discovery の品切れ設定は検索専用で、Shopify Flow も並び替えミューテーションを実行できません。並び順を制御したい時点で、有料アプリか自社開発の二択になります。
最後に、月額ではなく実行頻度と課金軸で絞ります。 在庫が激しく動くならリアルタイムまたは毎時を明示しているアプリを選び、自社で最も増える指標に課金されないものを選べば、成長したときにコストが跳ねません。
この記事の数値はすべて2026年9月1日時点の apps.shopify.com、help.shopify.com、shopify.dev の掲載内容に基づいています。料金・レビュー数・Built for Shopify バッジの有無はいずれも変動するため、導入前に必ず最新のリスティングを確認してください。
Shop Pay Installmentsは有効化無料、アプリ不要、そしてShopifyは手数料を公開していません。レートを見られるのは自社の管理画面の中だけです。加えてCapital OneとChaseのクレジットカードを受け付けず、月次プランはデビットカード限定、ギフトカードとサブスクリプション商品は対象外で、商品ごとにオン・オフを切り替えることもできません。Affirmはパスワード保護中のストア、英語以外の主要言語、主にB2Bという理由でアカウントを停止します。さらにShopifyの「Getting paid」ページは「disputeは管理画面に通知される」と書き、FAQは「管理画面には通知されない」と書いています。適格性を満たせない場合の代替はKlarna、Afterpay、Sezzle、Zip、PayPalのon-site messagingアプリで、このカテゴリーの評価は1.0〜3.2です。調査日は2026年9月2日です。