この記事でわかること
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ライブコマースを1回だけ開催したとします。1時間の配信、2,000人が平均20分視聴し、60件の注文が入りました。
SoldLive: FB + IG Live Salesならその月は75ドルです。Channelize Live Shopping & UGCなら297ドルになります。2,000人×20分は40,000視聴分で、入門プランに含まれるのは15,000分だからです。同じ1時間、同じ60注文、同じ売上。それでもソフトウェア費用は4倍違います。
どちらかが不当に高いわけではありません。数えている対象が違うだけです。そして「おすすめライブ配信アプリ」の記事は、自分の売り方にどの単位が合うのかを教えてくれません。判断すべきことは、実質そこだけです。
調査日は2026年9月2日、料金はすべて各アプリのShopify App Storeリスティングに掲載されたUSD表記です。
Shopifyに標準機能は無く、Metaも撤退した
Shopifyにライブ販売の標準機能はありません。2026年5月22日更新のShopify公式ガイド「9 Livestream Shopping Platforms for Small Businesses」は第三者ツールの一覧であり、「Shopify」の項目もプラットフォーム自体を「a versatile base from which to try out live commerce」と説明したうえで、実際の配信はアプリに委ねています。
もう1つの前提のほうが重要です。無料の経路は閉じました。 MetaはFacebook Live Shoppingを2022年10月1日に終了し、Instagram Live Shoppingも2023年3月16日に終了しました。ライブ動画内の商品タグは機能しなくなりました。Facebook、Instagram、TikTokでライブ配信すること自体は今もできますが、3年前のように商品をタグ付けして配信から直接買ってもらうことはできません。
このカテゴリのアプリが現在の形をしているのは、この終了が理由です。SNS側にネイティブのライブ決済が残っていれば、コメント購入ツールはあれば便利な程度のものでした。今はそれが、SNSのライブ視聴者をブラウザへ離脱させずに購入へつなげる唯一の方法になっています。
3つの計測単位
ここで扱うアプリはどれも、ライブ動画とShopifyのチェックアウトをつなぎます。分かれるのは請求書に載る単位です。
| 計測単位 | アプリ | 入門プラン | 公開最上位プラン | 何に比例して増えるか |
|---|---|---|---|---|
| ライブ経由の注文数/月 | SoldLive: FB + IG Live Sales | $35(35注文) | $300(300注文) | 売上 |
| 配信時間/月 | LiveMeUp Live Shopping | 無料(30分) | $399(25時間〜) | 自分の労力 |
| 視聴分数/月 | Channelize Live Shopping & UGC | $97(15,000分) | $497(100,000分) | 視聴者数 |
右端の列をもう一度見てください。入ってくるお金に比例して課金されるのは、3つのうち1つだけです。
SoldLive: 注文数を1件1ドルで数える

出典: Shopify App Store(SoldLive: FB + IG Live Sales、2026-09-02時点)
SoldLiveはBuilt for Shopifyバッジを保持し、評価は4.9(81件)、2018年12月12日公開、開発元はサンフランシスコのSoldLiveです。
公開されている4プランは、Basic 月35ドルでライブ経由35注文、Cart Holds 月75ドルで75注文、Overlays 月150ドルで150注文、TikTok and SMS 月300ドルで300注文。全ティアで1注文あたり1ドル、量が増えても単価は下がらず、代わりに機能が積み上がる構成です。このカテゴリでは珍しく読み解きやすい料金表です。
モデル自体も他と異なります。SoldLiveは自社ストアに動画をホストしません。Facebook、Instagram、TikTokでライブ配信し、アプリがShopifyカタログの全商品に番号を振る。買い手は番号をコメントし、DMで請求書を受け取り、SNSアプリから離れないまま自社のShopifyチェックアウトで購入します。リスティングには「auto-holds every item in your Shopify cart, so you never oversell during a live」とあり、これは一点物を5人が同時に主張するというコメント販売特有の失敗を潰す機能です。
プラン選定前に押さえておくべきティア依存が2つあります。カートホールドと自動ウェイトリストは75ドルから、TikTok ShopなしのTikTok Live販売は300ドルプランのみです。
トレードオフは処理量です。金曜夜の1回で400注文が出るような規模だと、公開されているティアでは足りず、掲載外の料金についてベンダーと話すことになります。
LiveMeUp: 配信した時間を数える

出典: Shopify App Store(LiveMeUp Live Shopping、2026-09-02時点)
LiveMeUp Live ShoppingもBuilt for Shopifyバッジを保持し、評価は5.0(92件)、開発元はフランス・MouvauxのLive Me Up SAS、2022年8月1日公開。インストールは無料です。
プランはFree(配信30分込み)、Grow 月89ドル(4時間)、Scale 月249ドル(12時間)、Enterprise 月399ドル(25時間〜カスタム)。GrowとScaleにはいずれも「Unlimited Impressions and Views」と明記されており、配信が跳ねても請求額は動かないという約束になっています。
これはChannelizeの逆モデルであり、違いは見た目だけの話ではありません。成長計画が「同じ週次番組で視聴者を大きく増やす」なら、LiveMeUpのメーターは動きません。「少数の固定客に対して頻繁に配信する」なら、メーターは不利に働きます。
機能のゲートもティアに沿っています。Flash Live SalesとInstagram・YouTubeへのマルチストリーミングはGrowから、Klaviyo連携、外部配信ソフト向けRTMP対応、TapCartやVajroとのモバイルアプリ連携はScaleからです。
無料ティアはこのカテゴリの無料枠としては実用的です。30分あれば自社ストアで実際のイベントを1回試せますし、カスタムブランディング、ショッパブルリプレイ、ミニプレイヤーウィジェットも含まれます。89ドルを払う前に「そもそも自社の顧客はライブを見るのか」を確かめられます。
Channelize: 視聴者が見た分数を数える

出典: Shopify App Store(Channelize Live Shopping & UGC、2026-09-02時点)
Channelize.ioはノースカロライナ州Holly Springsを拠点とし、2020年11月30日公開、評価は4.7(79件)。Built for Shopifyバッジは付いていません。対応言語は17で、3本のなかで最も多くなっています。
プランはSTART 月97ドルで15,000視聴分、GROW 月297ドルで50,000分、PRO 月497ドルで100,000分。いずれも年払いで17%引きです。特徴は、全ティアで機能が同一である点です。マルチキャスト、マルチホスト、RTMP、分析、Klaviyo通知まで最初から使えるため、他2本と違って上位プランで機能を買うのではありません。買っているのは視聴容量だけです。
この短所は、Shopify自身のガイドがはっきり書いています。Channelizeのconsとして「Plan tiers cap viewing minutes after which premiums are charged」。
契約前に計算してください。15,000視聴分は、同時視聴250人が60分見れば消えます。1本の良い配信です。平均視聴者150人が45分滞在する2時間番組を月4回やるブティックなら27,000分前後で、すでに297ドルのティアに入ります。この単位の居心地の悪さは、視聴維持がうまくいくほど、支払っている資源が速く減るという点にあります。
避けるべき理由にはなりません。97ドルで全機能、オンサイト配信、マルチキャスト、RTMP対応まで揃うのはここが最安です。ただし「イベント数」ではなく「視聴分数」で予測すべきだ、という理由にはなります。
4つ目の単位: 売上の一部を取る
この3つの外側に、パーセンテージで取るモデルがあります。Shopifyのガイドは、CommentSoldを「$149 per month plus 5% of sales」、Spriiを「$995 per month for Shopify users」と記載しています。自社サイトではなくマーケットプレイスで売る場合、TikTok Shopは「up to 6% commission per item, plus additional per-unit transaction and fulfillment fees」、Whatnotは「8% on the base price of an item plus a 2.9% processing fee」です。
パーセンテージ型は、上振れに上限が無い唯一のモデルです。ライブ売上が月4万ドルなら5%で2,000ドル、これに基本料149ドルが乗ります。SoldLiveの公開最上位300ドル、LiveMeUpの399ドルと比べてください。その差額に見合うだけの、自社リストでは届かない視聴者をそのプラットフォームが連れてくるのかを数字にする価値があります。
選び方
先に答えるべき問いは1つです。視聴者はSNSにいるのか、自社サイトにいるのか。 すべてはここから決まります。
Facebook・Instagram・TikTokにいて、コメントで商品を確保する売り方をしている。 SoldLiveはまさにこのために作られており、注文数の課金は稼ぎ方と一致します。TikTok Shopを使わずにTikTok Liveで売れるのも3本のなかではここだけで、300ドルプランに含まれます。想定注文数で予算を組み、300注文を超えた場合の扱いを確認してください。
配信を自社ストアに置きたい、かつ既知の視聴者へ定期的に配信する。 LiveMeUpです。時間課金は予測可能で、有料ティアでは視聴数が無制限、無料の30分で支払い前に需要を検証できます。必要な連携がどのティアにあるかは確認してください。KlaviyoとRTMPはScale相当です。
最も安い入口で全機能を使いたい、視聴者はまだ少ない。 97ドルのChannelizeは、ここでは1ドルあたりの機能量が最大です。リプレイも含めて視聴分数を正直に見積もり、超過請求が来てからではなく最初の2回のイベント後に数字を見直してください。
そもそも誰か見てくれるのか分からない。 LiveMeUpの無料ティアで30分のイベントを1回やってください。「自社の顧客はライブに来るのか」という唯一重要な問いに、0ドルで答えが出ます。
選択に関わらず1つ構造的な注意点があります。このカテゴリは入れ替わりが激しいということです。現行の「best of」記事にたびたび登場するLive Shopping by Amperstandは、2026年9月2日時点で「This app is not currently available on the Shopify App Store」と表示されます。どのアプリであれ週次番組を組み立てる前に、リスティングがまだ生きていること、直近のレビューが本当に直近であることを確認してください。
参考・出典
- Shopify — 9 Livestream Shopping Platforms for Small Businesses
- Shopify App Store — SoldLive: FB + IG Live Sales
- Shopify App Store — LiveMeUp Live Shopping
- Shopify App Store — Channelize Live Shopping & UGC
- Marketing Dive — Facebook to shut down live shopping feature
- Marketing Dive — Instagram sunsets live shopping as commerce retreat continues
Shop Pay Installmentsは有効化無料、アプリ不要、そしてShopifyは手数料を公開していません。レートを見られるのは自社の管理画面の中だけです。加えてCapital OneとChaseのクレジットカードを受け付けず、月次プランはデビットカード限定、ギフトカードとサブスクリプション商品は対象外で、商品ごとにオン・オフを切り替えることもできません。Affirmはパスワード保護中のストア、英語以外の主要言語、主にB2Bという理由でアカウントを停止します。さらにShopifyの「Getting paid」ページは「disputeは管理画面に通知される」と書き、FAQは「管理画面には通知されない」と書いています。適格性を満たせない場合の代替はKlarna、Afterpay、Sezzle、Zip、PayPalのon-site messagingアプリで、このカテゴリーの評価は1.0〜3.2です。調査日は2026年9月2日です。