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Shopifyブログで併売を増やす|おすすめ商品を押しつけずに紹介する

読了目安 16分Smart Agent Blog 編集部
一緒に使うと便利な商品を押しつけずに紹介する。架空の靴店の記事で、撥水スプレーの商品カードとお手入れ用品のコレクションを置いた例

記事で紹介した商品と一緒に使うと便利な物がある。けれど、関連商品を並べると売り込みのように見えそうで、つい何も置かずに終わってしまう。そんな迷いはありませんか。

関連商品が押しつけに見えるのは、商品そのものより、紹介する理由が書かれていないときです。「どんな場面で使うか」「その場面で何に困るか」を先に書き、その困りごとを減らす商品を1〜2点だけ紹介すれば、読者にとっては役に立つ提案になります。

この記事では、関連商品の選び方と、提案の文脈の作り方を、架空のストアの記事例で説明します。Smart Agent Blogの商品カードとコレクションの使い分け、公開後に記事分析で「押されたか」「買われたか」を振り返る方法もあわせて紹介します。

この記事でわかること
  • 関連商品が売り込みに見える理由
  • 関連商品の4つのタイプと、候補の探し方
  • 使う場面、困りごと、関連商品の順で書く型(架空の記事例つき)
  • 商品カードとコレクションの使い分けと、入れすぎない目安
  • 記事分析の行動喚起力・購買貢献力での振り返り方

関連商品が「売り込み」に見えるのはなぜか​

関連商品の紹介が押しつけに感じられるのは、たいてい次のどれかに当てはまるときです。

  • 記事の内容と関係のない売れ筋商品が、最後にまとめて並んでいる
  • 「こちらもおすすめ」とだけ書かれ、なぜ必要なのかが分からない
  • 商品の数が多く、本文より商品の一覧のほうが長い

逆に、読者が「そういえば、それも必要だった」と気づける位置と言葉で紹介されていれば、関連商品は親切な案内になります。店頭で「雨の日にも履かれるなら、撥水スプレーをかけておくと安心ですよ」と声をかけるのと同じです。

実際には、関連商品どころか、紹介した商品へのリンクもない記事が多く見られます。Smart Agent Blogのご提案のために、2026年8〜9月に日本のShopifyストアのブログを確認した記録では、本文からの商品リンクを記録した88記事のうち66記事(75%)に商品ページへのリンクがありませんでした。4記事に3記事は、本文から商品ページへ進めなかったことになります。売り込みを心配するより前に、読者が次に必要な物へたどり着ける道を用意することが先です。

押しつけずに関連商品を紹介する流れ​

関連商品は、次の4つの流れで紹介します。

押しつけずに関連商品を紹介する流れ。1使う場面を書く、2困ることを書く、3関連商品を示す、4数値で振り返る

大切なのは、1から3の順番を崩さないことです。商品を先に見せてから理由を書くと、読者は「売りたいのだな」と受け取ります。場面と困りごとを先に書けば、商品は困りごとへの答えとして読まれます。

関連商品の選び方​

関連商品の4つのタイプ​

一緒に紹介する商品は、「いつ必要になるか」と「どのくらい必要か」で、次の4つのタイプに分けられます。

関連商品の4つのタイプ。前提になる物(一緒にないと使い始められない)、消耗品・替え(使ううちに減る・傷む)、手入れ・保護の物(困りごとを減らす)、次の一歩の物(慣れた人の選択肢を広げる)
  • 前提になる物:それがないと使い始められない物です。紹介しないと、読者が届いてから困ります。記事の最初の「準備するもの」で案内します。
  • 消耗品・替え:使い続けるうちに必ず出番が来る物です。押しつけ感がなく、最も紹介しやすいタイプです。
  • 手入れ・保護の物:使う場面の困りごとを減らす物です。「どんな人には必要で、どんな人には不要か」を書き添えます。
  • 次の一歩の物:慣れてきた人向けの選択肢です。記事の終わりに、控えめに紹介します。

候補の探し方​

候補は、店側の「売りたい物」からではなく、お客様の行動から探します。

  • お問い合わせで「〜も必要ですか?」と聞かれる物
  • 注文を見返したとき、同じ注文に入っていることが多い組み合わせ
  • レビューに「一緒に買えばよかった」と書かれている物
  • スタッフが店頭や電話で、あわせて案内している物

見つけた候補は、「その商品がないと、読者はどう困るか」を一文で書いてみます。書けない物は、その記事で紹介する理由がない商品です。

使う場面、困りごと、関連商品の順で書く​

次は、架空の靴店が作った記事の例です。白いキャンバススニーカーを買ったお客様に向けて、雨の日の備えと手入れを紹介しています。

架空のストアASHIATO SHOESの記事例。1「雨の日に出かける前に」という場面の見出し、2撥水スプレーが必要な理由と不要な人を書いたコールアウト、3撥水スプレーの商品カード、4お手入れ用品のコレクションに番号が付いている
架空のストアの記事例です。商品名や価格は説明のためのものです
  1. 使う場面:「雨の日に出かける前に」と、読者が実際に経験する場面を見出しにしています。その下で、通勤中に雨に降られるとどうなるかを具体的に書きます。
  2. 必要になる理由:キャンバス地が水を吸いやすいこと、撥水スプレーをかけておく理由をコールアウトにまとめています。「晴れの日だけ履く方には必要ありません」と、不要な人も書いているのがポイントです。
  3. 関連商品(1点):理由のすぐ下に、撥水スプレーを商品カードで1点だけ置いています。必要な物が1つに決まる場面なので、選択肢を増やしません。
  4. 関連商品(複数):「汚れてしまったら」という別の場面では、ブラシ・クリーナー・クロスをコレクションでまとめています。汚れの具合によって使う物が変わるため、読者に選んでもらいます。

書き方の違いを比べると、次のようになります。

  • 理由のない紹介:「一緒にこちらもおすすめです。」
  • 場面と理由のある紹介:「雨の日にも履くなら、出かける前に撥水スプレーをかけておくと、泥はねの跡が残りにくくなります。晴れの日だけ履く方には必要ありません。」

後者は、読者が自分に必要かどうかを判断できます。「必ず必要です」と言い切らず、不要な人にはそう書くことで、かえって提案が信頼されます。

商品カードとコレクションの使い分け​

関連商品を見せる形は、場面ごとに「選ぶ余地があるか」で決めます。

場面見せ方例
必要な物が1つに決まる商品カードで1点雨の日の撥水スプレー、ドリッパーに合うフィルター
状況や好みで選ぶ余地があるコレクションで複数汚れの具合で使い分けるお手入れ用品、色違いの替えひも
2つのどちらかを選んでほしい比較表と商品カード用途が近い2つの商品

2つの商品のどちらかを選んでもらう場合は、比較表を使ったブログの作り方の型が合います。商品カードの入れ方や、選ぶ理由を添える書き方の基本は、Shopifyブログに商品情報を表示するには?で解説しています。

入れすぎないための目安​

関連商品は、多ければ多いほど売れるわけではありません。選択肢が増えるほど、読者は選ぶのに疲れ、どれも選ばずに離れることがあります。

関連商品を入れすぎないための目安。数、選び方、書き方、振り返りの4つの観点で、それぞれ3つの確認項目が並んでいる

目安は、1つの場面に紹介する商品は1〜2点、3点以上になるならコレクションにまとめることです。記事全体でも、本文の話題の数より商品の数が多くならないようにします。記事の主役はあくまで最初に紹介した商品と、読者の悩みへの答えです。

Shopify標準のエディターでできること​

Shopify標準のリッチテキストエディターでは、文字を選んで商品ページのURLを入力すれば、関連商品へのリンクを作れます。画像を挿入して、その画像にリンクを付けることもできます。

一方で、商品名・画像・価格をまとめた商品カードや、コレクションの商品を一覧で見せる機能はありません。価格や在庫が変わったときは、本文を自分で確認して直す必要があります。関連商品を複数並べたい場合は、画像とリンクを1つずつ手作業で整えることになります。

Smart Agent Blogで関連商品を紹介する​

「商品を挿入」で1点を案内する​

Smart Agent Blogの記事編集画面。1挿入メニューの「商品を挿入」、2本文に入った商品カード(商品画像、商品名、説明、価格)に番号が付いている
  1. 商品を挿入:理由を書いた文のすぐ下の行で、挿入メニューから「商品を挿入」を選びます。Shopifyの商品を選ぶ画面が開くので、紹介する商品を選びます。
  2. 商品カード:商品名、画像、価格が入った商品カードが本文に追加されます。在庫がない商品には「売り切れ」が付きます。

下書き・非表示・アーカイブ済みの商品は選べません。関連商品として紹介したい商品が見つからないときは、Shopify管理画面で商品の公開状態を確認します。実際の見え方はテーマの設定によって変わるため、公開前にプレビューで確認します。

「コレクションを挿入」で選択肢をまとめる​

複数の関連商品を見せたいときは、「コレクションを挿入」を使います。Shopifyのコレクションに含まれる商品が、画像、商品名、価格付きでまとめて表示されます。

  1. コレクションを入れたい行で「コレクションを挿入」を選び、Shopifyのコレクションを1つ選びます。
  2. 追加されたブロックの「コレクションブロックを編集する」を押します。
  3. 見出し、説明文、表示する商品数、パソコンとスマートフォンでの列数などを整え、「適用」を押します。

関連商品のコレクションは、「お手入れ用品」のように記事の場面に合わせて小さく作っておくと使いやすくなります。表示する商品数を3〜4点に絞れば、入れすぎも防げます。商品情報はコレクションから読み取られるため、商品や価格を変えたあとは、ストアの記事で最新の内容が表示されているかを確認します。コレクションの見せ方は、コレクションで商品をまとめて紹介する方法でも紹介しています。

記事分析で振り返る(プロプラン)​

関連商品を紹介したら、それが押されたか、購入につながったかを確かめます。Smart Agent Blogの記事分析(プロプラン)では、記事ごとに4つの診断スコアが表示されます。記事一覧の対象の記事の行にある「記事分析へ」か、保存済みの記事の編集画面上部の「記事分析へ」から開きます。

記事分析の4つの診断スコア。1行動喚起力、2購買貢献力に番号が付いている
画面の数値は撮影時の記事のもので、この方法の効果を示すものではありません
  1. 行動喚起力:商品リンクや関連記事、ボタンが押されたかを見るスコアです。関連商品のカードが押されていなければ、ここが低くなります。
  2. 購買貢献力:記事からカート追加や購入につながったかを見るスコアです。

どちらのスコアも、同じ目的の他の記事と比べて決まります。対象は前日までの30日間で、閲覧数が少ないうちは点数の代わりに「データ収集中」と表示されます。公開直後に判断せず、データがたまってから見ます。

スコアの下の詳細メトリクスにある「行動・購買結果」では、具体的な件数も確認できます。

記事分析の詳細メトリクスの行動・購買結果。1商品リンクCTR、2直接カート追加に番号が付いている
  1. 商品リンクCTR:記事内の商品リンクが押された件数と割合です。
  2. 直接カート追加:記事からカートに入れられた件数と割合です。

行動喚起力が低い場合は、商品カードの位置を見直します。記事の最後にまとめて置くより、場面と理由を書いたすぐ下に置くほうが押されやすくなります。購買貢献力が低い場合は、紹介した商品が記事の内容に合っているか、「どのような人に向くか」「いつ使うか」が書かれているかを見直します。一度にすべてを変えず、1か所だけ直して次の期間の数値を比べます。詳しくは、ユーザーガイドの記事分析を見るをご覧ください。

よくある質問​

同じ関連商品を、いくつもの記事で紹介してもいいですか?​

問題ありません。ただし、記事ごとに場面と理由を書き分けます。同じ撥水スプレーでも、スニーカーの記事では「雨の日の通勤」、バッグの記事では「急な雨」と、その記事の読者の場面に合わせて理由を書きます。

紹介した関連商品が売り切れたら、どうすればいいですか?​

Smart Agent Blogの商品カードでは、在庫がない商品に「売り切れ」が付きます。再入荷の予定がなければ、同じ役割の別の商品に差し替えるか、商品カードを外して本文の書き方を見直します。本文に「今すぐ買える」と読める表現が残っていないかも確認します。

記事分析は、どのプランで使えますか?​

記事分析はプロプランで使えます(Shopifyの開発ストアでも利用できます)。商品を挿入・コレクションを挿入などのブロックは、無料プランから使えます。詳しくは料金プランと利用上限をご覧ください。

まとめ​

  • 関連商品が売り込みに見えるのは、紹介する理由が書かれていないとき
  • 使う場面、困りごと、関連商品の順で書き、不要な人にはそう書く
  • 1つの場面に1〜2点、選ぶ余地があるならコレクションにまとめる
  • 公開後は記事分析の行動喚起力・購買貢献力で、押されたか・買われたかを確かめる

まずは、よく売れている商品の記事を1本選び、「その商品を使うとき、ほかに何があると便利か」を1つ書き出してみてください。使い方の記事にあわせて関連商品を案内する場合は、写真で伝わる手順記事の作り方も参考になります。記事から購入までの導線全体は、Shopifyブログを売上につなげるで解説しています。

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