メインコンテンツまでスキップ
ストア運営・コンテンツ

Shopifyに寄付機能はない|「寄付の100%が団体に届く」が3通りの意味を持つ理由と、領収書を誰が受け取るのか

Shopifyには、チェックアウトで顧客から寄付や端数切り上げを受け取る標準機能がありません。最も近いのはTippingで、Shopify自身のヘルプが「Donations」へのラベル変更を例示していますが、上限1,000ドル、Shop Pay Installments非対応、Subscription API非対応で、寄付先の選択も送金も領収書もありません。そこでアプリを入れることになりますが、本当の分岐はそこにあります。寄付アプリ5本の利用規約とヘルプを2026年9月2日に読んだところ、「誰が寄付者(donor of record)か」に3つの相容れない答えがありました。ShoppingGivesは寄付領収書をマーチャント宛てに発行し、Pledgeling Foundationは買い物客本人にメールし、DailyKarmaは買い物客に団体からの領収書は出ないと明記しています。手数料モデルも同様に割れており、月1,000ドルの寄付に対して団体が受け取るのは1,000ドル、841ドル、870ドルのいずれかになります。

AIECアプリ研究所 AI編集部公開日 更新日 読了 22#Shopifyブログ運営#アプリ比較#初心者向け

この記事でわかること

この記事の目次Contents閉じる開く

チェックアウトに「端数を寄付する」を足すのは小さな機能です。実際、小さな機能です。それでも記事にする価値があるのは、これを実装しているアプリ同士が、そもそも「そのお金は誰のものか」で根本的に食い違っているからです。

以下の5本のうち3本は、自社の501(c)(3)財団を経由して寄付を処理します。そしてその3本が、誰が寄付者(donor of record)で、誰が税務上の領収書を受け取るのかに、それぞれ違う答えを出しています。1本は領収書をマーチャントに送ります。1本は買い物客にメールします。1本は「買い物客は団体からの領収書を受け取れないので、注文確認書を寄付の証跡として使ってください」と明記しています。

この選択が、ストアで何を書けるかを決めます。インストールした後に気づく種類の話ではありません。

調査日は2026年9月2日。料金はUS(英語)App Store表示のUSDです。以下は税務上の助言ではありません。領収書の扱いは各社の公式ドキュメントからの引用であり、自社にどう適用されるかは税理士に確認してください。

先に結論

Shopifyにチェックアウトでの寄付・端数切り上げの標準機能はありません。

いちばん近いのはTippingです。Shopifyのヘルプセンター自身が、チャリティ用途へのラベル変更を明示的に例示しています。ただし制約があります。チップは注文合計の100%を超えられず、上限は1,000ドル、Shop Pay Installmentsでは利用できず、Subscription APIは非対応で、返金時はチップ分を手動で入力する必要があります。

そしてTippingには寄付先の選択も、送金も、領収書もありません。お金を自分の口座に集めて終わりです。

チェックアウトの情報・配送・支払いステップにUIを挿入するにはShopify Plusが必要です。Thank youページとOrder statusページの拡張はStarter以外の全プランで使えます。

長く定番だった無料アプリRound Up for Charityは、現在Shopify App Storeにありません。リスティングには "This app is not currently available on the Shopify App Store." と表示されます。

手数料モデルは2つの形に割れます。ShoppingGivesとZestardはマーチャントに課金し、寄付額はそのままです。Give & GrowとShop for Goodは既定で寄付額から差し引きます。

月1,000ドルの寄付に対して団体が受け取るのは、どれを選んだかによっておよそ1,000ドル、841ドル、870ドルになります。計算は後述します。

Shopifyが実際に提供しているもの

ラベルを変えたTipping

ShopifyのTippingのドキュメントは、この用途を隠していません。ラベルは「支援を集める、あるいはチャリティへの寄付を集めるといった目的に合わせて」カスタマイズできると案内し、タイトルを「Donations」、チップのラベルを「Donation」にした例まで示しています。

支援先が1つに固定されているストアなら、これはアプリなしで始める正当な選択肢です。チェックアウト設定でTippingを有効にし、小計に対する3つまでのパーセンテージのプリセットを設定し、文言を書き換える。カスタム金額の入力欄は自動で追加されます。今日から、無料で動きます。

同じページから引用した制約はこうです。

  • "Customers can't tip more than 100% of the order total."
  • "Tips are limited to $1000 USD for both pre-selected and custom tip options."
  • "Customers can't add tips when they place orders using Shop Pay Installments."
  • "The Subscription API doesn't support tipping."
  • "To include the tip portion in a refund, you must add the tip amount manually."

最後の1つが運用上いちばん効きます。寄付が乗った注文の返金は、毎回「寄付分も戻すのか」という手作業の判断になります。

そしてより大きな欠落は、Tippingがそもそも試みていない部分です。買い物客に支援先を選ばせることも、どこかに送金することも、寄付者が証跡として扱えるものを出すこともしません。お金は他の売上と同じようにShopifyの入金に混ざります。

「寄付」を商品として売る

もう1つのアプリなしの方法は、5ドルの「Donation」という商品を作ることです。動きますが、注意点は自分で処理することになります。Shopifyに寄付専用の会計上の扱いはなく、課税されるかは Charge tax on this product の設定次第、送料が発生するかは This is a physical product のチェックを外すかどうか次第です。Shopify Paymentsを使っていない場合のthird-party transaction feesは、中身に関係なく注文合計に対してかかります。

壊れているわけではありません。ただ、安全装置がすべて自分で設定して覚えておく類のものになるということです。

アプリがUIを置ける場所

ここがプランの話です。Shopifyの開発者ドキュメントによれば、"Checkout UI extensions for the information, shipping, and payment steps are available only to stores on a Shopify Plus plan." です。購入後の面はもっと広く、Thank youページとOrder statusページの拡張はShopify Starter以外の全プランで使えます。

実務的にはこうなります。非Plusのストアでは、寄付ウィジェットは商品ページか、カートか、注文完了後に置かれます。チェックアウトそのものに入れるにはPlusが必要です。後述の5本のうち1本が、チェックアウトの中ではなくチェックアウトボタンの手前にプロンプトを出しているのは、意図的な設計です。

料金ページが答えていない問い

このうち3本は、寄付金を受け取って団体へ配分する501(c)(3)を自社で運営しています。各社の公式ドキュメントが、その後どうなると書いているかを並べます。

ShoppingGives ‑ Donation App は、イリノイ州の501(c)(3)であるShoppingGives Foundation(Federal Tax ID 83-1352270)へ寄付を渡し、同財団が配分を管理します。PayPal Giving Fundに登録済みの団体についてはPPGF経由になります。マーチャント向け規約にはこうあります。"will provide Merchant with a Donation receipt, and Merchant will disregard any additional tax receipts received related thereto." 領収書はマーチャントに来ます。買い物客はdonor of recordではありません。

Give & Grow Donations(開発元Pledge)は逆です。Pledgeling Foundationが寄付を直接受領し、ヘルプセンターにはこうあります。"Since we received the original donation and we're a 501c(3), we issue the tax receipt – it is sent via email as soon as the card charge is processed." 買い物客は決済のタイミングで自動的に証跡を受け取ります。

Shop for Good Donation App(開発元DailyKarma)はThe DailyKarma Foundation(EIN 86-3353394)を経由し、結果について率直です。買い物客は "will not receive receipts for charities but can use the order confirmation or purchase receipt that itemized their donation as proof of donation." とされています。同社のドキュメントは、顧客の受領書には寄付は載るが団体名は載らないとも書いています。

残る2本、Zestard ‑ Easy DonationとDonation Popは、チャリティの中間団体を持ちません。集金ウィジェットです。Zestardのサイトはマーチャントが寄付領収書のコピーを受け取れると書いており、自分の口座に入った後のお金の扱いは完全に自社のプロセスになります。

どれが間違いということではありません。目的が違います。ただし「当社が寄付します」と「あなたが寄付しました」は別の文であり、どちらを言えるかはインストールしたアプリで決まります。

団体が実際に受け取る金額

2つ目の分岐は手数料で、同じ線に沿って割れます。2本はマーチャントに請求して寄付額をそのまま残し、2本は寄付額から差し引きます。

1か月で100件の注文から合計1,000ドルの寄付(10ドル×100件)を集めたストアで、各社の公表レートを当てはめます。

マーチャントの負担団体が受け取る額計算
ShoppingGives$34.00$1,000.00月額$29 + $1,000の0.5% = $29 + $5
Zestard ‑ Easy Donation$7.49記載なし月額$6.99 + $1,000の0.05% = $6.99 + $0.50
Give & Grow(既定)$0$841.00カード2.9%($29)+ $0.30×100件($30)+ 技術手数料10%($100)= $159を控除
Shop for Good(Startup Brands)$0$870.00寄付処理10% + カード3% = $1,000の13%
Donation Pop$0 または $9.99記載なし無料プラン、または月額$9.99のPremium

ここから見落としやすい点が2つ出てきます。

件数課金は少額寄付に厳しい。 Give & Growの行では、1件あたり$0.30の部分だけで$30になり、カード決済の率と同額です。10ドル×100件では手数料が合計の15.9%になります。同じ1,000ドルでも100ドル×10件なら手数料はおよそ$103、10.3%です。端数切り上げのキャンペーンは、この手数料の形が最も苦手とする「少額多件」をまさに生み出します。

Give & Growはその差を埋められる。 ヘルプセンターには、手数料をマーチャント側でカバーして団体に100%届けるアプリ内オプションがあると書かれています。上の$159をカバーすると、同じ結果を得るのにShoppingGivesの$34より高くつきます。ただしGive & Growには月額の下限がないため、寄付額が小さいうちは順位が逆転します。分岐点は自社の数字で計算する価値があります。

アプリ5本

ShoppingGives ‑ Donation App

ShoppingGives ‑ Donation AppのShopify App Storeリスティングページ上部。インストール無料で追加課金ありという表示と、67件のレビューによる4.3の評価

出典: Shopify App Store(ShoppingGives ‑ Donation App、2026-09-02時点)

インストールは無料で、7日間のトライアルに20件分のdonation creditsが付き、その後はリスティングの記載で0.5%+月額29ドルです。開発元の料金ページ上の上位プランは月額1,493ドルまであります。アドオンは別建てで、POSの追加店舗が1店舗あたり月額50ドル、Customer Add-On Donationsには5%の処理手数料がかかります。

最も機能が揃った選択肢であり、Plus要件が推測ではなく明記されている唯一のアプリでもあります。開発元の料金ページはCheckout WidgetをShopify Plus Onlyとしています。カートや商品ページへの配置にはその注記がありません。

端数切り上げは税前・送料前・割引後で計算され、削除してはいけない専用のRound-Up Donation商品がストアに作られます。米国のマーチャントが驚く返金の注意点が1つあります。カリフォルニア州AB488を受けて、2025年1月1日以降、返品・交換時に寄付額がAPI経由で自動調整されなくなりました。管理画面からのキャンセルは不正注文とテスト注文に限られます。

67件のレビューで4.3。繰り返し出てくる低評価のテーマは、無料だったものに月額29ドルが導入されたことです。繰り返し出てくる高評価のテーマは、創業者本人の返信を含む手厚いサポートです。ヘッダーにBuilt for Shopifyバッジはありません。

Give & Grow Donations

Give & Grow DonationsのShopify App Storeリスティングページ上部。インストール無料と外部課金の表示、25件のレビューによる3.5の評価

出典: Shopify App Store(Give & Grow Donations、2026-09-02時点)

インストールは無料で、Pledgeから外部課金があります。リスティング上に月額サブスクリプションの段階はなく、寄付額に対する手数料モデルで、既定では控除、任意でカバーできます。Shopify POSに対応しています。

差別化点は前述のとおりです。Pledgeling Foundationが、カード決済が処理された時点で買い物客本人にメールで税務領収書を発行します。キャンペーンの前提が「顧客が寄付者である」なら、その主張を自動的な証跡で裏づけられるのはこの5本でこれだけです。

対して考慮すべき点が2つ。処理済みの寄付は既に団体へ渡っているため自動返金されず、キャンセルできるのは未処理のものだけです。また、米国の501(c)(3)登録外の団体への配分は提携NPO経由となり、追加で5%の手数料がかかります。

25件のレビューで3.5、この5本で最も低い評価です。ヘッダーにBuilt for Shopifyバッジはありません。

Shop for Good Donation App

Shop for Good Donation AppのShopify App Storeリスティングページ上部。インストール無料と無料トライアルの表示、81件のレビューによる4.5の評価

出典: Shopify App Store(Shop for Good Donation App、2026-09-02時点)

3段階です。Startup Brandsはインストール無料で、各寄付から10%の寄付処理手数料と3%のカード手数料が控除され、Portion of Sales、Round Up on Cart、$1 Donation、Smile.ioとShopify Marketsの連携が含まれます。Emerging Brandsは月額299ドル(年額3,180ドル、11%引き)で、カスタム金額、Donation Tiers、そしてRound Up on Checkoutが加わります。Scaling Brandsは月額700ドル(年額7,140ドル、15%引き)で、APIの連携とブランドウィジェットのカスタム配置が付きます。

この2つのRound Upの項目は並べて読む価値があります。差額が月額299ドルだからです。カートでの端数切り上げは無料。チェックアウトでの端数切り上げは無料ではありません。

返金の扱いも特殊で、事前の設計が要ります。月初の1日より前の全額返金は寄付を自動的に取り消しますが、部分返金では調整されず、寄付額はそのまま請求されます。

81件のレビューで4.5。複数のレビューにわたる低評価のテーマは有料プランの価格の跳ね上がり、高評価のテーマはサポートの応答性です。ヘッダーにBuilt for Shopifyバッジはありません。

Zestard ‑ Easy Donation

Zestard ‑ Easy DonationのShopify App Storeリスティングページ上部。Built for Shopifyバッジと月額6.99ドルからの表示、123件のレビューによる4.4の評価

出典: Shopify App Store(Zestard ‑ Easy Donation、2026-09-02時点)

この5本で唯一ヘッダーにBuilt for Shopifyバッジを持ち、レビュー件数も123件で最多です。Basicが月額6.99ドル、Advanceが月額9.99ドルで、どちらも集めた寄付額に対する0.05%のコミッションが加わり、7日間トライアルが付きます。無料プランはありません。Advanceでは複数の寄付ウィジェットと複数のランディングページが使えます。

価格が突出して安い理由は構造的です。背後にチャリティ財団がありません。寄付を自社ストアに集めてレポートするアプリで、送金と証跡の発行は自社のプロセスになります。支援先が1つに決まっていて関係も確立しており、経理が既に振込を回しているマーチャントにとっては、これは欠落ではなく仕様です。

レビューには実質的な注意点があります。複数のレビュー・複数年にわたって、読み込み失敗、500エラー、ダッシュボードに寄付が反映されない、サポートが遅いという報告が出ています。一方で5つ星のレビューも同じくらい一貫して、担当者名を挙げて迅速に解決したと書いています。どちらも繰り返されるパターンで、単発の声ではありません。

Donation Pop | Pop‑up in cart

Donation PopのShopify App Storeリスティングページ上部。無料プランありの表示と、13件のレビューによる4.7の評価

出典: Shopify App Store(Donation Pop | Pop‑up in cart、2026-09-02時点)

本当に無料で、金額のカスタマイズとpowered-by表記の非表示が付く月額9.99ドルのPremiumがあります。仕組みは狭く、そして巧妙です。CheckoutボタンまたはShop Payボタンがクリックされた瞬間にポップアップが出て、チェックアウトの中ではなくカートから出ていく手前で捕まえます。

この設計はPlus要件を丸ごと回避します。チェックアウトに入らないのでチェックアウト拡張が存在しないからです。またこの5本で唯一、トリガーにShop Payを明示している=加速チェックアウトのボタンで迂回されないリスティングでもあります。

代わりに、ウィジェットの背後にあるものは何もありません。財団も、団体のディレクトリも、領収書も、送金もなし。13件のレビューで4.7ですが、サンプルとしては小さい数字です。ヘッダーにBuilt for Shopifyバッジはありません。

比較表

ShoppingGivesGive & GrowShop for GoodZestard ‑ Easy DonationDonation Pop
エントリー価格インストール無料、以後月$29インストール無料インストール無料月$6.99無料
寄付額からの控除なし2.9% + $0.30 + 10%(カバー可)無料プランで13%なしなし
マーチャントへの請求GMVの0.5%任意の手数料カバープラン料金0.05%$0 または月$9.99
団体は100%受け取るかはい手数料をカバーした場合のみ無料プランではいいえ自社運用次第自社運用次第
donor of record / 領収書ShoppingGives Foundation → マーチャントPledgeling Foundation → 買い物客DailyKarma Foundation → 団体からの領収書なし財団なし財団なし
端数切り上げの配置カート・商品・チェックアウト商品・カート・POSカートは無料、チェックアウトは月$299から任意の箇所チェックアウトボタンの手前
チェックアウト配置にPlusが必要はい、明記あり記載なし記載なし記載なし該当なし
Shopify POS対応対応対応対応記載なし
Built for Shopify(ヘッダー)なしなしなしありなし
評価 / レビュー件数4.3 / 673.5 / 254.5 / 814.4 / 1234.7 / 13

ケース別の選び方

自社のストアに載せたい一文から始めてください。価格より速く候補が絞れます。

「お客様が今年◯◯ドル寄付しました」と言い、顧客に手元に残る証跡を渡したい。 買い物客に501(c)(3)からの領収書を自動でメールできるのは、この中でGive & Growだけです。あわせて「100%が届いた」とも言いたいなら、手数料のカバーを予算に入れてください。

「お客様に代わって当社が◯◯ドル寄付します」。 ShoppingGivesがきれいに合います。領収書は自社に来て、団体は100%を受け取り、コストは月額29ドル+0.5%という読める形です。チェックアウト配置にPlusが必要と明記されている唯一のアプリでもあるので、設計前にプランを確認してください。

そもそも顧客が寄付するのかを試したい。 Donation Popの無料プランはコストゼロ、プランのアップグレードも不要で、CheckoutとShop Payの両方で発火します。1か月やって数字が動かなければ、それを無料で学べたことになります。

支援先が1つ、関係も確立、寄付の実務は経理が回している。 月額6.99ドルのZestardが最も安く集められます。ただしトライアル中に十分に叩いてください。レビューの安定性への指摘は単発ではなく繰り返しです。

予算を抑えてチェックアウトでの端数切り上げをやりたい。 罠の形を確認してください。Shop for Goodの無料プランで使えるのはカートでの端数切り上げで、チェックアウトでの端数切り上げは月額299ドルからです。カート配置で十分に転換するなら、年間3,588ドルの節約になります。

どれも当てはまらず、支援先が1つだけ。 Tippingを有効にし、ラベルを変え、アプリを入れないでください。そのうえで、返金時に寄付の行をどう扱うかの社内ルールを決めておきます。Shopifyは処理してくれません。

導入前チェックリスト

ストアに載せる文章を先に書き、それからアプリを選ぶ。 donor of recordのモデルは、ベンダーを変えない限り後から変えられない唯一の要素です。

実際の寄付単価で手数料を試算する。 端数切り上げは少額多件を生み、それが件数課金の最悪ケースです。丸い1,000ドルではなく、自社の注文件数で計算してください。

返金ルールを公開前に決める。 挙動が全部違います。ShoppingGivesは返品時に自動調整しなくなり、Shop for Goodは部分返金を無視し、Give & Growは処理済みの寄付を戻せず、標準のTippingは手動入力が必要です。

配置に対してプランを確認する。 寄付をチェックアウトの中に出すことがキャンペーン設計の前提なら、それはアプリの話ではなくShopify Plusの話です。

アプリが存在し続ける前提を置かない。 Round Up for Charityは広く使われた無料の選択肢でしたが、調査時点でリスティングには「現在App Storeで利用できない」と表示されています。寄付データがどこにあり、どうエクスポートするかを把握しておいてください。

参考・出典

料金・手数料率・評価・レビュー件数は2026年9月2日にUS(英語)App Storeのリスティングで確認したもので、変更が頻繁です。この記事は各社が領収書と送金について公表している内容を整理したものであり、税務・法務上の助言ではありません。

RelatedShopifyは住所を無料で検証している。そして「アプリと併用するな」と書いている

Shopifyの管理画面側の住所検証は、全プランで常時有効、無料で、米国に対応している。チェックアウト時の検証もトグル1つで有効にできる。そのうえで公式ドキュメントは、サードパーティの住所検証アプリを同時に使うと提案が競合してチェックアウトのコンバージョンを下げうるため、どちらか一方にせよと明記している。ここでカテゴリの見え方が変わる。アプリは配送可能性の判定を二重化するためのものではなく、Shopifyの検証がやらない「私書箱の拒否」「部屋番号の必須化」といったポリシー強制のためのものだ。2026-09-02時点で米国App Storeの実在アプリ4本を確認した。月額4.99ドルの定額、1注文あたり0.04ドル、そしてShopifyの請求とは別に契約が必要なものまで幅がある。