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Shopifyは3DもARも標準対応している|アプリが売っているのは、標準にない4つだけ

ShopifyはGLBとUSDZを最大500MBまで受け付け、iOSのAR Quick LookとAndroidのScene Viewer経由でARを起動します。だから「アプリは不要では」と考えるのは自然です。しかし標準機能は表示だけで、モデルの制作、バリエーション単位のコンフィギュレーション、試着、計測のいずれも行いません。3DモデルはそもそもバリエーションのメディアにできませんShopify自身のパートナー向け仕様も、実用のGLBは500MBではなく約4MBだとしています。2026年9月2日にUS App Storeで稼働中の3D・AR・バーチャル試着アプリ6本の料金を確認したところ、課金指標は4種類に分かれ、まとめ記事で頻繁に紹介される2本はすでに掲載終了していました。

AIECアプリ研究所 AI編集部公開日 更新日 読了 19#Shopifyブログ運営#アプリ比較

この記事でわかること

この記事の目次Contents閉じる開く

商品にGLBファイルをアップロードすると、商品ページに「空間に表示」のボタンが出ます。アプリなし、コードなし、月額なし。ここから「App Storeの3D・ARアプリは、Shopifyがすでに無料で提供しているものを売っているのでは」と考えるのは自然です。

半分は正しく、間違っているほうの半分にコストがかかります。Shopifyの3D対応は表示の機能です。制作の機能でも、コンフィギュレーションの機能でも、試着の機能でも、計測の機能でもありません。この4つの穴がアプリ市場そのもので、しかも各アプリはこの穴を4種類の異なる指標で課金しています。

この記事では標準機能の境界線をShopifyの公式ドキュメントだけで確定させ、そのうえで稼働中の6本の料金を計算し、どの指標がどんなストアに合うのかを整理します。

調査日は2026年9月2日。料金はすべてUS(英語)App Store表示のUSDです。

先に結論

  • ShopifyはGLBとUSDZを最大500MBまで受け付け、アップロードするたびに両形式へ変換します。1ファイルでiOSとAndroidの両方をカバーします。
  • ただし500MBはアップロードの上限であって目標値ではありません。Shopify自身のパートナー向け指針は、実用のGLBは約4MB、15MBを超えてはならないとしています。
  • 3Dモデルはバリエーションのメディアに使えません。 赤いソファと青いソファにそれぞれモデルを持たせるには、商品を2つに分ける必要があります。
  • 1商品あたりのメディアは250件までで、Shopifyはこの上限を引き上げられないと明記しています。
  • Shopifyは3D・ARのエンゲージメント指標を一切レポートしません。 導入が回収できたかを測る方法がありません。
  • Shopifyはモデルを作ってくれません。標準の3DスキャナーはiOS専用で、iPhone 12 Pro以降が必要です。
  • 過去の「Shopify AR アプリおすすめ」記事で常連だったSayduckとNextechのARitize3Dは、すでにApp Storeに掲載されていません

Shopify標準でできること

表示に関しては本当によくできています。何かを買う前に、その範囲を正確に把握しておく価値があります。

ShopifyはGLBとUSDZ500MBまで受け付け、アップロードのたびに.USDZ版と.GLB版の両方を生成します。1ファイル入れればiOSもAndroidもカバーされます。15MBを超えるファイルは自動的に最適化され、ジオメトリとテクスチャが軽量化されます。15MB未満のファイルには手を加えません。

レンダリングにはGoogleの <model-viewer> コンポーネントを使います。ARの起動はShopify-XRライブラリが担当し、iOS SafariのAR Quick LookとAndroidのScene Viewerへ処理を渡します。Shopify独自のARランタイムは存在しません。対応テーマはShopify製のOnline Store 2.0テーマ全般とHorizonファミリーで、サードパーティ製テーマは提供元に確認が必要です。

保存できる3Dモデルと動画の数はプランに応じて増えます。Basicが250、Growが1,000、Advancedが5,000、Plusが50,000。小規模カタログであれば、Basicの枠が制約になることはまずありません。

標準機能が止まる場所

500MBという数字は誤解を招く

Shopifyのパートナーへモデル制作を依頼する際のガイドは、GLBの合計ファイルサイズを約4MBとし、15MBを超えてはならないとしています。パートナー向けドキュメントはさらに、モバイルWeb向けにテクスチャは2048×2048ピクセル以下とすべきだと補足しています。

つまり200MBのCADエクスポートをアップロードすること自体は可能で、その後に起きるのはShopifyが勝手に間引く処理です。結果をコントロールする手段はありません。実用上の目標値は、見出しの数字より2桁小さいところにあります。

3Dはバリエーションに付けられない

標準機能だけのプロジェクトが最も多く行き詰まるのがここです。Shopifyは3Dモデルと動画は商品バリエーションのメディアに使えないと明記しています。1つのソファを8種類の生地で売っている場合、標準の3Dで持てるのは商品に対して1モデルであり、8つのバリエーションに紐づく8モデルではありません。バリエーション単位の3Dを実現するには、商品を8つに分けるかアプリを入れるかの二択です。

同じページには1商品250メディアの上限も書かれていて、この上限は引き上げられないと条件なしで断言されています。

コンフィギュレータがない

購入者が素材、色、刻印、構成部品を切り替えて結果を見る、という体験を標準機能で作ることはできません。標準のメディアは静的なアセットです。

試着がない

顔・手・手首・全身のトラッキングはありません。衣類やメガネをカメラ映像に重ねる機能もありません。AR Quick Lookは物体を部屋に置くもので、人の身体に載せるものではありません。

計測がない

Shopifyは「3D回転数」も「AR起動数」も「AR閲覧後のコンバージョン」もレポートしません。社内で施策を正当化したい場合、標準機能はその材料を何も出しません。多くのマーチャントにとって、この一点だけで判断がつきます。

モデルの制作は自分の問題

Shopifyはモデルを作りません。写真と寸法の仕様書を添えてパートナーディレクトリへ誘導するか、Shopifyモバイルアプリの無料の3Dスキャナーを案内します。後者はiOS専用で、iPhone 12 Pro以降(iOS 17以上)またはiPad Pro 2021以降が必要です。Androidのマーチャントに標準スキャナーはありません。

スキャナー自体の制約も実際的です。商品は各辺3インチ(8cm)以上、1モデルにつき3回のスキャンと10〜15分程度、そして表面が滑らか、反射する、単色、柔らかい、細い、隙間が多い商品では品質が落ちます。ジュエリー、ガラス製品、ニットを扱っているなら、うまくいかない前提で考えるべきです。

6本のアプリと、4種類の指標

アプリBuilt for Shopify評価(レビュー数)開始価格課金指標
Camweara バーチャル試着なし5.0(59)月$39有効化した商品数
Angle 3D Configurator ‑3D & ARなし5.0(92)月$39商品数×テクスチャ数
Zakeke ‑ Customizer 2D & 3Dなし4.7(95)月$69.90+手数料公開商品数+売上の%
Antla AI Virtual Try Onあり5.0(52)月$19.99試着の生成回数
GenLook: AI Virtual Try Onあり5.0(35)無料/月$19.99試着の生成回数
Picture It: ARアートプレビューあり4.7(47)月$19有効化した商品数

個別の話に入る前に、単独で書いておくべき発見が1つあります。Sayduck 3D & AR ConfiguratorとNextech ARのARitize3Dは、どちらも「このアプリは現在Shopify App Storeでご利用いただけません」を返します。 両方とも「Shopify ARアプリのおすすめ」系の記事に頻繁に登場しますが、どちらもインストールできません。2024年や2025年のまとめ記事を参照しているなら、計画に組み込む前にリンクを確認してください。

Camweara バーチャル試着

Camweara バーチャル試着のShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Camweara バーチャル試着、2026-09-02時点)

ジュエリー、アイウェア、腕時計、衣類、帽子、ウィッグ、靴、ボウタイに対応するカメラベースの試着。全身の衣類ではなく、手・手首・頭部への配置を扱う唯一のアプリです。2021年6月30日から掲載されています。

Liteが月39ドルで70商品、Starterが月90ドルで300商品(試着からの購入トラッキングが加わる)、Growthが月200ドルで3,000商品(サイトトラフィックは月20万まで)。指標はカタログの大きさで、試着回数自体は課金対象ではありません。

実務上の差別化点は、試着アセットを商品画像からでもGLBからでも作れることです。SKU 500点で3Dの制作ラインを持たないジュエラーが止まらずに済むので、標準機能の最大の障害を直接解いています。59件のレビューで一貫しているのは、ベンダー側が手を動かして統合作業を行うという傾向で、専用コードを書いてもらったという記述が複数あります。ただしレビュー内の売上増や返品減の記述はマーチャントの自己申告であって計測データではありません。米国のあるレビュアーは利用17日時点で書いています。

家具やインテリアには向きません。身体ではなく部屋への配置が必要になるためです。

Angle 3D Configurator ‑3D & AR

Angle 3D Configurator ‑3D &amp; ARのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Angle 3D Configurator ‑3D & AR、2026-09-02時点)

バリエーションの穴に対する最も純粋な答えです。Basicは月39ドルで10商品(1商品あたりテクスチャ10種、Shopifyバリエーション250まで)、Premiumは69ドルで40商品、文字刻印と条件分岐ロジックが加わります。Professionalは99ドルで100商品、バリエーション上限が2,048に上がります。Enterpriseは199ドルで500商品、アニメーション、PDF見積もり出力、バンドルが付きます。

指標は商品数×テクスチャ数です。そして重要なのは、「3D/AR Configurator(閲覧数無制限)」が4階層すべてに書かれていることです。トラフィックが請求額を上げることはありません。この設計により、Angleはトラフィックが多く商品数が少ないストアで最も安く、商品数が多いストアで最も高くなります。

コンフィギュレーションの選択肢をShopifyのバリエーションへ直接紐づけ、動的な価格計算と、構成の組み合わせに対する在庫のリアルタイム追跡を行います。Checkout対応も記載されています。レビューではフロントエンドの読み込み速度と、3Dモデルの制作までサポートが担当するという点が繰り返し出てきます。米国のあるレビュアーは「3Dモデルの制作からセットアップ、統合まで」対応したと書いています。これは単一のレビューですが、標準機能の障害そのものに触れています。

モデルを回して見せたいだけなら不要です。それは標準機能が無料でやります。

Zakeke ‑ Customizer 2D & 3D

Zakeke ‑ Customizer 2D &amp; 3DのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Zakeke ‑ Customizer 2D & 3D、2026-09-02時点)

今回で最も守備範囲が広いプラットフォームです。2Dパーソナライザー、3Dコンフィギュレータ、ARビューア、バーチャル試着、そして印刷用データの自動生成までを1契約で持ちます。2017年11月17日から掲載されています。

ROIの計算を変えるのはその指標です。Starterは月69.90ドルで公開商品10点まで、加えてZakeke経由で販売された商品に1.9%の取引手数料。Growは129.90ドルで50商品、1.7%。Scaleは299.90ドルで100商品、1.5%。今回で唯一のレベニューシェア型で、成功するほど高くなります。平均注文額の高いストアでは、GMVの1.5%が定額型競合の請求総額を上回ることがあります。

それを正当化するのが印刷用データです。注文ごとに印刷可能なファイルを生成するため、パーソナライズ商品の運用からメールでの校正確認とPhotoshopが消えます。Shopify POSの拡張機能を記載している唯一のアプリでもあります。一方で、95件中4件の星1レビューという、今回で唯一の実質的なネガティブテールを持ちます。同時に4年前後の利用歴を持つレビュアーもいて、継続性という点では最も強いシグナルです。

Antla AI Virtual Try On と GenLook: AI Virtual Try On

Antla AI Virtual Try OnのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Antla AI Virtual Try On、2026-09-02時点)

GenLook: AI Virtual Try OnのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(GenLook: AI Virtual Try On、2026-09-02時点)

どちらもBuilt for Shopifyで、どちらも衣類のAI写真試着です。購入者が写真をアップロードすると、その服を着た自分の画像が生成されます。そして両方とも試着の生成回数で課金します。つまり請求額を決めるのはカタログではなく購入者の行動です。

Antlaは19.99ドルで100回・超過0.16ドル、49.99ドルで500回・超過0.12ドル、199.99ドルで2,000回・超過0.09ドル。Checkout、Shopify Flow、Klaviyo、Postscript、Attentive、Segmentsとの連携を記載し、試着を完了した購入者への自動ディスカウント発行ができます。GenLookは月10回の無料枠があり、19.99ドルで100回・超過0.17ドル、29ドルで250回・超過0.12ドル、99ドルで1,000回・超過0.10ドル。ストアフロント46言語に対応し、試着フローの中でメールアドレスを取得します。

損益分岐は単純で、月およそ400回まではGenLookが安く、それを超えるとAntlaが安くなります。Checkout拡張やリテンションのフローが重要ならAntlaです。両方とも評価5.0ですが、読み方には注意が必要です。Antlaのレビュアーには利用数時間・数日で書いている人が複数いて、それが測っているのはオンボーディングの質であって継続的な成果ではありません。GenLookは2025年9月26日の掲載開始で、実績は1年未満です。

どちらも部屋への配置はできません。ジュエリーやアイウェアにも対応しません。

Picture It: ARアートプレビュー

Picture It: ARアートプレビューのShopify App Storeリスティングページ上部

出典: Shopify App Store(Picture It: ARアートプレビュー、2026-09-02時点)

Built for Shopify、開発元はアトランタ。標準機能との関係で最も興味深いのは、3Dモデルをまったく必要としない点です。既存の商品画像と読み込んだ寸法からAR壁掛けプレビューを生成し、フレームやバリエーションのスタイルも取り込みます。つまり標準機能と違って、バリエーション単位で描画します。

Starterは月19ドルで有効化商品200点(ARプレビューと背景除去は無制限)、Professionalは39ドルで2,500点でブランディング表示が消え、Premiumは199ドルで無制限。Angleと同じくプレビューは課金対象外なので、トラフィックが請求額を動かしません。

Fineartcanvas.comを運営する米国のレビュアーは、他の選択肢を試した末に800万を超えるバリエーションのカタログをこのアプリで立ち上げ、読み込み速度に悪影響はなかったと書いています。単一のレビューではありますが、今回のどのアプリについても得られた中で最も具体的なパフォーマンスの記述です。別のレビュアーはバリエーション設定の理解に時間がかかると書いています。

壁に掛ける平面的な商品以外には使えません。またインストールでスクリプトタグとテーマ編集が入るため、ストアフロントのパフォーマンスを監査している場合は把握しておくべきです。

選び方

標準機能だけで足りるのは、4MB前後のGLBを用意でき、商品に選択肢がなく、Shopify製のOnline Store 2.0テーマまたはHorizonを使っていて、数字で効果を証明する必要がない場合です。家具やハードグッズのカタログにはこれが当てはまることが多く、その場合アプリを買うべきではありません。

モデルを用意できない。 これが最も多い実際の障害で、しかも最も安く解けます。Camwearaは商品画像から、Picture Itは画像と寸法から動きます。どちらも3Dの制作ラインを必要としません。

購入前に構成を選ばせる必要がある。 バリエーション連動と在庫精度が要るならAngle 3D、印刷や刻印の生産データまで要るならZakekeです。

身につけるものの試着(ジュエリー、アイウェア、腕時計)。 Camweara。AI写真試着の2本はどちらも手や手首への配置に対応しません。

衣類の試着。 月およそ400回まではGenLook、それ以上はAntla。Checkout拡張やKlaviyoのフローが必要な場合もAntlaです。

壁掛けアート。 Picture It。非常に多いバリエーション数でフレーム別・サイズ別のARを扱えるのはここだけです。

効果を証明する必要がある。 どのアプリでも構いません。標準機能は何もレポートしません。

指標を、自分が見込む成長と合わせる

このカテゴリーの表示価格は19〜69ドルに固まっていて、どれも似たように見えます。似ていません。数えているものが違うからです。

商品50点・月5,000回の試着という同じ条件で、コンフィギュレーション対象が10商品ならAngleは39ドル、Camwearaは90ドル、Antlaは199.99ドル+超過およそ270ドルです。この3つの差は、料金ページを並べても見えません。

ここから出てくる原則は1つです。自分が見込む成長と最も相関しない指標を選ぶ。 トラフィックが多く商品数が少ないなら、閲覧が無料の商品数課金型(AngleかPicture It)。商品数が多くトラフィックが穏やかなら、動かないSKUに費用がかからない生成回数課金型(AntlaかGenLook)。平均注文額が高いならZakekeのパーセンテージは不利で、逆に平均注文額が低く数量が出るならZakekeが最も安くなることもあります。

そして、そのアプリがまだ存在するかを確認してください。このカテゴリーで最も推薦されてきた2本はすでに存在しません。それは、35〜95件のレビューで4.7〜5.0に固まった評価値よりも、はるかに有用な継続性のシグナルです。

参考・出典

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Shop Pay Installmentsは有効化無料、アプリ不要、そしてShopifyは手数料を公開していません。レートを見られるのは自社の管理画面の中だけです。加えてCapital OneとChaseのクレジットカードを受け付けず、月次プランはデビットカード限定、ギフトカードとサブスクリプション商品は対象外で、商品ごとにオン・オフを切り替えることもできません。Affirmはパスワード保護中のストア、英語以外の主要言語、主にB2Bという理由でアカウントを停止します。さらにShopifyの「Getting paid」ページは「disputeは管理画面に通知される」と書き、FAQは「管理画面には通知されない」と書いています。適格性を満たせない場合の代替はKlarna、Afterpay、Sezzle、Zip、PayPalのon-site messagingアプリで、このカテゴリーの評価は1.0〜3.2です。調査日は2026年9月2日です。