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Shopifyの商品メディアは1商品250件で打ち止め、引き上げはできない|動画は週1,000本・Basicは250本まで、削除すると二度と戻らない。動画アプリ6本の課金の分母

バリエーションは2,048個まで増えたのに、1商品に付けられるメディアは画像・動画・3Dモデル合わせて250件のままです。Shopifyヘルプセンターはこのエラーについて「この上限は引き上げられません」と明記しています。さらに、動画には週1,000本というアップロード上限、Basicプランでは250本というストア全体の上限、50GBという動画専用のストレージ枠が別々に存在します。削除した動画は復元できず、商品からメディアを外してもストレージは空きません。動画をShopifyに置くか、アプリに預けるかを決めるための一次情報と、ショッパブル動画アプリ6本の課金の分母を2026年9月1日時点で確認しました。

AIECアプリ研究所 AI編集部公開日 更新日 読了 17#Shopifyブログ運営#アプリ比較#初心者向け

この記事でわかること

この記事の目次Contents閉じる開く

商品ページに動画を追加しようとして、次のようなエラーに当たったことはないでしょうか。

このファイルを追加できませんでした:1商品につき追加できるメディアは250件までです。

Shopifyヘルプセンターは、このエラーの解説で身も蓋もない一文を添えています。「この上限は引き上げられません」。プランを上げても、サポートに依頼しても変わりません。回避策として案内されているのは、不要なメディアを削除するか、商品を分割することの2つだけです。

商品バリエーションの上限は2,048個まで拡大されましたが、1商品に付けられるメディアは画像・動画・3Dモデルを合計して250件のままです。そしてこの250件とは別に、動画にはストア全体の本数上限週単位のアップロード上限動画専用のストレージ枠という、3つの独立した制限がかかります。プランによって数字が変わるのは3つのうち2つだけで、週単位の上限はどのプランでも同じです。

動画をShopifyに直接アップロードするのか、外部でホストするアプリに預けるのかは、この構造を知らないと判断できません。この記事では、Shopifyヘルプセンターに記載のある上限値とエラー挙動を整理したうえで、ショッパブル動画アプリ6本を「何で課金されるか」という軸で比較します。調査日は2026年9月1日です。

先に結論

1商品あたりの画像点数が多いストア(アパレル、家具、カラー展開の多い商材)は、250件の上限が最初に効いてきます。バリエーションごとに複数カットを用意すると意外に早く到達します。3Dモデルと動画はバリエーションメディアに使えないので、この枠を圧迫するのは主に画像です。

動画を本格的に扱うなら、Basicプランの250本が最初の壁です。 これは1商品ではなくストア全体の本数で、3Dモデルとの合算です。Growで1,000本、Advancedで5,000本まで上がります。

カタログ全体に一括で動画を入れる予定があるなら、週1,000本の上限を先に確認してください。 プランに関係なく共通で、7日でリセットされ、引き上げできません。3,000商品に動画を付けるなら、最短でも3週間かかります。

アプリに預ける場合、課金の分母が本数と視聴回数に割れます。 調査した6本のうち、ReelUpとTolstoyは月間視聴回数、Moast・Video Slider・My Storiesはアップロード本数が基準でした。トラフィックが伸びると請求が伸びるのが前者、本数を増やすと伸びるのが後者です。

Shopify標準でどこまでできるか

1商品250件、これは動かない

ヘルプセンターの「商品メディアの追加」ページは、冒頭で「1商品につき最大250点の画像、3Dモデル、または動画を追加できます」と書いています。トラブルシューティングの項では、この上限に達したときのエラー文言と「この上限は引き上げられません」という注記が並びます。

対処として案内されているのは、不要なメディアの削除か、複数商品への分割です。

動画と3Dモデルは、プランごとにストア全体の本数上限がある

こちらは1商品ではなく、ストア全体で数えます。動画と3Dモデルの合算です。

プラン動画・3Dモデルの本数上限動画専用ストレージファイル総容量
Starter25050 GB100 GB
Basic25050 GB100 GB
Grow1,000500 GB300 GB
Advanced5,000500 GB500 GB
Plus50,0002 TB1 TB
Enterprise100,00010 TB10 TB

表を見ると妙な点に気づきます。Growプランでは、動画専用ストレージ(500GB)がファイル総容量(300GB)より大きいのです。ヘルプセンターは、動画のストレージ枠がストア全体のファイル容量とは別枠だと明記しているので誤記ではありませんが、「動画は別会計」という前提を知らないと読み違えます。

PlusとEnterpriseについては、本数上限もストレージ枠も、Shopifyサポートに連絡すれば増枠を依頼できると書かれています。それ以下のプランについて同様の記載はありません。

有料でのストレージ増設は、2026年9月1日時点でPlusとEnterpriseのみの早期アクセスです。Plusは1TBあたり月100ドル、Enterpriseは10TBあたり月1,000ドルという増分が示されています。

本数上限の前に止まることがある、と公式が書いている

見落としやすい注記があります。ヘルプセンターは、プラン上限に達したときのエラーについてこう書いています。

この上限は、ストアが表示された数に達する前に適用される場合があります。まずストア内の動画と3Dモデルの数を数えてください。数がプランの許容範囲を下回っている場合は、プランをアップグレードする前にShopifyサポートへ連絡してください。

「上限だと表示されたが、実際には上限に達していない」ケースがあると公式が認めているわけです。プランのアップグレード判断を、このエラーだけで下さないほうがよいという明確な指示です。

週1,000本というもう1つの上限

プランに依存しない上限もあります。

1週間にアップロードできる動画は最大1,000本です。

到達するとエラーが表示され、上限は週次でリセットされます。ヘルプセンターは「引き上げられません」と付記しています。Plusでもここは同じです。

これに加えて、Filesページからの1回のアップロードは200ファイルまでという制限もあります。こちらもストア全体の上限ではなく1回の操作に対する制限で、やはり引き上げできません。

削除は取り消せない、商品から外しても容量は空かない

ストレージ上限に達したときの案内に、2つの重要な注意が書かれています。

1つ目は「動画の削除は永久的で、削除された動画は復元できません」。画像であればバックアップから戻せることもありますが、動画については復元手段がないと明記されています。

2つ目は「商品からファイルを削除しても、ストレージは解放されません」。商品編集画面でメディアを外しただけでは、ファイルはコンテンツ > ファイルに残り続けます。容量を空けるにはファイルマネージャー側で削除する必要があります。「消したのに容量が減らない」の原因はほぼこれです。

さらに、ストレージ超過エラーについては「実際の使用量より多く報告されることがある」ため、メディアが少ないストアや最近大量削除していないストアは、削除する前にサポートへ連絡するよう案内されています。復元できない動画を、誤検知かもしれない表示を根拠に消さないことが実務上のポイントです。

ファイル要件

アップロードできるファイルの仕様は次のとおりです。

  • 画像:5000×5000px(25メガピクセル)まで、ファイルサイズ20MB未満。PNG推奨、次いでJPEG。PSD・TIFF・BMP・GIF・SVG・HEIC・WebPも可。アニメーションGIFとアニメーションWebPも対応
  • 動画:長さ10分まで、1GBまで、4K(4096×2160px)まで。.mp4 .mov .webm.webm.movはアップロードできるが、配信時にmp4またはHLSへ変換される
  • 3Dモデル:500MBまで、GLBUSDZ。15MBを超えるファイルは自動的に最適化され、AndroidとiOSの両方に対応するようGLBとUSDZの両形式へ変換される

コレクション画像だけ例外があります。ヘルプセンターは、商品とファイルではWebPが使えるのに、コレクション画像はWebPに対応していないと明記しています。25メガピクセルの上限は商品画像と同じです。

YouTubeとVimeoの埋め込みは、これらのファイル要件の対象外です。ただしURLの形式に条件があります。YouTube Shortsのyoutube.com/shorts/...形式は対応しておらず、通常のyoutube.com/watch?v=...に書き換える必要があります。Vimeoの独自URL(バニティURL)も不可で、直接の動画URLが必要です。非公開設定の動画は追加できません。

なお、3Dモデルと動画はバリエーションのメディアには使えません。バリエーションごとに動画を出し分けることは標準機能ではできません。表示にはOnline Store 2.0テーマまたはHorizonファミリーのテーマが必要です。

アプリを使うべきケース

ここまでの制約を踏まえると、アプリが解決するのは主に次の3つです。

本数とストレージの制約から外れたい。 ショッパブル動画アプリの多くは動画を自社側でホストするため、Shopifyの250本・50GB・週1,000本という枠を消費しません。カタログ全体に動画を展開したいストアには、これだけで理由になります。

InstagramやTikTokの既存動画を使い回したい。 SNSにある動画をShopifyへ再アップロードするのは手間で、しかも本数上限を食います。アプリはURLやアカウント連携で取り込みます。

動画から直接カートに入れたい。 標準の商品メディアは再生するだけです。動画に商品をタグ付けしてカート追加まで完結させる機能は、標準機能にありません。

逆に、商品ページに数本の説明動画を置きたいだけなら、標準機能で足ります。アプリを入れると、その分だけJavaScriptが増えます。

ショッパブル動画アプリ6本の課金の分母

Shopify App Storeの「ビデオとライブ配信」カテゴリーには、2026年9月1日時点で261本のアプリが掲載されています。主要なものを、課金の分母で並べます。料金はすべてApp Store掲載のUSD表記です。

アプリ開発元評価(件数)無料プランの上限有料の起点課金の分母
Video Slider: Shoppable VideosDoran4.9(357)動画50本、再生無制限$49(買い切り)アップロード本数
Moast Shoppable Video & UGCMoast5.0(319)ウィジェットあたり10本、視聴無制限$15/月ウィジェットあたりの本数
ReelUp‑Shoppable Videos+ReelsReelUp LTD.4.9(285)月100視聴・動画10本$29.99/月月間視聴回数(4秒以上)
TolstoyショッパブルビデオTolstoy4.7(238)Shopアプリ内のみ$19/月月間視聴回数
My Stories|UGC動画とリード獲得GetMyStories5.0(21)動画10本、再生無制限$14/月アップロード本数+月間リード数
Mintt ‑ TikTok FeedMintt Studio4.9(25)永久無料(機能制限のみ)$15/月利用量ではなく機能

比較表から読み取れることが5つあります。

第一に、Video Slider(Doran)だけが買い切りです。 $49の「ライフタイムディール」で動画アップロード数が無制限になります。月額課金が並ぶカテゴリーの中で、これは明確に異質です。無料プランも動画50本・再生回数無制限と、この6本のなかで最も広い枠です。ただし公開が2025年7月18日と新しく、運営年数の裏付けは他社より短くなります。

第二に、視聴回数課金の2本は、伸びると請求も伸びます。 ReelUpは$29.99で月3,000視聴、$99.99で20,000視聴、$199.99で50,000視聴です。同社は「4秒以上視聴された場合に1視聴とカウントする(他社は表示されただけでカウントする)」とリスティングに明記しています。ただし2026年8月8日付のレビューには、視聴回数が3,000未満だったのに月40ドル請求されたという申し立てが1件確認できます。視聴回数課金を選ぶ場合、カウント条件と請求実績の確認は必要です。

Tolstoyは$19で月間5,000視聴、$199で50,000視聴以上です。無料プランではサイトへのショッパブル動画設置ができず、Shopアプリ内での配信のみになります。サイトに置くならProプラン以上が前提です。

第三に、Moastの$15固定は、視聴回数に上限がありません。 無料プランでも視聴無制限で、制限はウィジェットあたり10本という本数側にあります。有料プランは1つだけで、ウィジェットあたりの本数が無制限になります。レビューには、2026年8月13日付で他社(Videowise)から乗り換えたという投稿が確認できます。

第四に、Minttだけは利用量で課金しません。 無料版は「永遠に無料」と明記され、動画の自動再生もグリッド/スライダーのレイアウトも含まれます。$15のプラスプランで解放されるのは、モバイル専用設定、いいね・コメント表示、ハッシュタグでの絞り込み、フィード数無制限です。視聴回数にも本数にも上限を置かない代わりに、機能で線を引く設計です。ただし扱えるのはTikTokのフィード表示が中心で、自前の動画をアップロードする用途には向きません。

第五に、日本語対応の表示は額面どおりに読めません。 Moastは対応言語欄に日本語を含む30以上の言語を挙げていますが、同じページに「この開発者は日本語での直接的なサポートを提供していません」と表示されます。Video SliderとMinttも言語欄に日本語を含みつつ、同じ注記が付きます。一方、My Stories|UGC動画とリード獲得はApp Store上のアプリ名も説明文も日本語なのに、言語欄は「英語」のみで「このアプリは日本語に翻訳されていません」と明記されています。App Storeの表示言語、アプリUIの言語、サポートの言語は、それぞれ別物として確認する必要があります。

この6本のなかで、対応言語が「英語および日本語」の2つだけと絞られているのはTolstoyです。多言語を並べたリストの1つとして日本語が入っているアプリとは、日本語を主要言語として扱っているかどうかで意味が変わります。ただし同アプリはBuilt for Shopifyバッジがなく、評価4.7・238件のうち★1が7件と、6本のなかでは低評価の比率が高くなっています。

アプリに動画を預けるリスク

外部ホストは容量の制約から解放される一方、動画の所在がShopifyの外に移ります。

この記事の調査中、ショッパブル動画アプリの一つであるGander: Convert with Videoのリスティングを開いたところ、「このアプリは現在Shopify App Storeで提供されていません」という表示になっていました。開発元への直接問い合わせを案内する画面です。掲載が終了したアプリでも、契約中のストアで動作し続けているかどうかは個別の状況によりますが、少なくとも新規導入も、App Store経由の請求管理も、レビューによる状況確認もできません。

対策は単純です。アプリにアップロードした動画の原本を、必ず自社の手元に残しておくこと。 アプリ内にしか存在しない状態にすると、乗り換えも撤退もできなくなります。

ケース別の選び方

商品ページに説明動画を数本置きたいだけ

標準機能で足ります。ファイル要件(10分・1GB・4K)を満たし、テーマがOnline Store 2.0またはHorizonファミリーであれば、アプリは不要です。

カタログ全体に動画を展開したい

週1,000本のアップロード上限と、プラン別の本数上限を先に計算してください。Basicで3,000商品に動画を付けるのは、本数上限(250本)の時点で成立しません。外部ホスト型のアプリが現実的な選択肢になります。

費用を固定したい

Moast($15/月・視聴無制限)またはVideo Slider($49買い切り)が該当します。トラフィックの季節変動が大きいストアでは、視聴回数課金より予算が読めます。

日本語の説明を読みながら設定したい

Tolstoyがリスティング上で日本語対応を明示している唯一の選択肢です。ただし評価と★1比率は事前に確認してください。

動画からリード獲得までやりたい

My Stories|UGC動画とリード獲得は、動画プレイヤー内に氏名・メール・電話番号のフォームを埋め込む機能を掲げています。Proプラン($14/月)の月間リード数が20件までという上限には注意が必要です。

導入前チェックリスト

  • 1商品あたりのメディア点数が250件に近づいていないか(引き上げ不可)
  • 現在のプランの動画・3Dモデル本数上限(Basicは250本)に対して、計画している本数が収まるか
  • 一括投入の予定がある場合、週1,000本・1回200ファイルの上限で何週間かかるか
  • 動画を削除する前に、その動画の原本が手元にあるか(Shopify上の削除は復元不可)
  • 商品からメディアを外しただけで容量が空いていないか(コンテンツ > ファイルでの削除が必要)
  • ストレージ超過の表示が出た場合、削除する前にサポートへ確認したか
  • 検討中のアプリの課金の分母が、視聴回数と本数のどちらか
  • 動画の原本をアプリ側だけに置いていないか
  • 「App Storeの日本語表示」「アプリUIの日本語」「日本語サポート」を分けて確認したか

まとめ

判断の順序は4つです。

  1. 1商品250件の上限に近いかを確認します。近ければ、動画やアプリの話の前に画像の整理が必要です。
  2. プラン別の本数上限(Basic 250本、Grow 1,000本、Advanced 5,000本)と、週1,000本の上限に対して、計画している動画本数を当てはめます。
  3. 標準機能で収まるなら、アプリは不要です。収まらない、またはSNS動画の取り込みやカート追加が必要なら、アプリを検討します。
  4. アプリを選ぶ際は、視聴回数課金か本数課金かを先に決めます。そのうえで、動画の原本を必ず自社側に保管します。

料金・評価・掲載状況はShopify App Storeで随時変わります。この記事の数値は2026年9月1日時点で確認したものです。契約前に最新のリスティングを確認してください。

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