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Shopify標準のTranslate & Adaptは自動翻訳2言語まで|多言語化で有料アプリが必要になる境界線

Shopifyは1ストア最大20言語まで販売できますが、無料のTranslate & Adaptで自動翻訳できるのは2言語までです。タグ・商品画像・コレクションフィルタは標準では翻訳できず、新規商品は自動では翻訳されません。hreflangと多言語サイトマップはMarkets標準で自動生成されます。標準でできることの境界線と、Weglot・T Lab・Hextomなど有料アプリの課金単位を整理しました。調査日は2026年8月31日です。

AIECアプリ研究所 AI編集部公開日 更新日 読了 18#Shopifyブログ運営#SEO・アクセス改善

この記事でわかること

この記事の目次Contents閉じる開く

越境ECを始めるとき、多言語化のコストは見積もりにくい費目です。Shopify App Storeの「Currency and translation」カテゴリには173本のアプリが並び、月$9.99から$329まで価格帯もばらばら。しかも課金単位が「ワード数」「言語数」「商品数」「AIトークン数」と各社で違うため、料金表を横に並べても比較になりません。

まず確認すべきは、Shopifyが標準で提供しているTranslate & Adaptでどこまでできるかです。無料でShopify自身が開発しているアプリですが、自動翻訳できるのは2言語までという上限があります。この数字はレビューでも「上限に達するまでどこにも書かれていなかった」と指摘されており、事前に知っているかどうかで見積もりが変わります。

この記事では、Shopifyヘルプセンターに公開されている翻訳機能の仕様と上限を整理し、有料アプリが必要になる境界線を明らかにします。調査日は2026年8月31日です。

先に結論

  • ShopifyはLiteを除く全プランで1ストア最大20言語まで販売できます。プランによって言語数が変わることはありません。
  • Translate & Adaptの自動翻訳は最大2言語です。ただし手動翻訳とCSVインポートには言語数の制限がないため、「20言語の翻訳文を自分で用意する」ことは無料でできます。無料の壁は言語数ではなく自動翻訳の言語数にあります。
  • タグ・商品画像・コレクションフィルタ・Shopify Formsのフォームは、標準では翻訳できません。 これは仕様であり、有料アプリを入れても解決しないものが含まれます(タグは特に)。
  • 新規に追加した商品は自動では翻訳されません。 言語ごとに「自動翻訳」を再実行する必要があります。商品追加が継続的なストアでは、ここが最初に破綻します。
  • hreflang、自己参照canonical、多言語サイトマップはMarkets標準で自動生成されます。 SEO基盤のためだけに有料アプリを契約する理由は薄いです。
  • アンインストールしても翻訳は消えません。 むしろ危険なのは「言語の削除」と「デフォルト言語の変更」で、こちらは翻訳を恒久的に削除します。

Shopify標準(Translate & Adapt + Markets)でできること

Translate & Adaptは2022年8月16日に公開された、Shopify自身が開発している無料アプリです。App Storeでの評価は4.5、レビュー1,397件(2026年8月31日時点)。なお、Shopify製ではありますがBuilt for Shopifyバッジは付いていません

数値の上限

項目数値
1ストアの言語数上限20言語(Liteを除く全プラン共通)
多言語販売の最低プランBasic以上(Liteは不可)
国際ドメインの最低プランBasic以上
Translate & Adaptの自動翻訳言語数最大2言語
手動翻訳・CSVインポートの言語数上限なし(20言語の枠内)
チェックアウト等の事前翻訳言語33言語
Translate & Adaptが非対応の言語14言語

プランごとに言語数の上限が段階的に変わるという記述は公式には存在しません。「Plusだけ多く使える」といった説明は誤りです。

標準で翻訳できるもの

Shopifyの翻訳可能リソースは27種類あり、商品、コレクション、ブログ記事、ページ、ポリシー、ナビゲーション、テーマのロケールファイル文字列、メタフィールド、メタオブジェクトが含まれます。

実務で効くのは次の3点です。

URLハンドルを翻訳できます。 翻訳後のハンドルでサイトマップが更新され、デフォルト言語のURLから翻訳URLへのリダイレクトが自動生成されます。

市場ごとに文言を出し分けられます(Adapt)。 同じ英語でも市場ごとに変えられ、ヘルプセンターの例では米国向けに「Sweaters」、英国向けに「Jumpers」と出し分けています。市場別のロゴ・画像・動画の差し替えも可能です(ただしブランドアセットとして登録したロゴは市場別化できず、テーマ設定側へのアップロードが必要です)。

メール通知も翻訳できます。 設定 > 通知 のローカライズからTranslate & Adaptが開きます。

CSVでのエクスポート・インポートにも対応しており、「全コンテンツ」「メタフィールド」「古くなった翻訳」「未翻訳」の4区分で出力できます。ただしCSV経由では翻訳文は生成されません。 翻訳文は自分で用意する必要があります。

SEO基盤は標準で自動

多言語SEOのためにアプリを検討している場合、次の点は確認しておく価値があります。Shopify Marketsが標準で自動生成するものです。

  • hreflang(言語コードと任意の地域コード、x-defaultは主ドメイン)
  • 自己参照canonical
  • 国際サイトマップ(hreflang注釈付き)
  • 検索エンジンのクローラーを自動地域リダイレクトの対象外にする処理

URL構造はサブフォルダ、サブドメイン、ccTLDの3択で、公式は「大半のストアにはサブフォルダを推奨」としています。

つまり、hreflangや多言語サイトマップを目的に有料アプリを契約する必要はありません。むしろ注意すべきは逆で、アプリとテーマの両方がhreflangを出力して重複しないよう、標準の自動生成をオフにするという設定が必要になるケースがあります。

Shopify標準ではできないこと

ここからが記事の核心です。標準の限界は3層に分かれます。

仕様として翻訳できないもの

タグは翻訳できません。 商品タグ、記事タグ、ブログタグのいずれも対象外で、ヘルプセンターの複数箇所で明記されています。これは有料アプリを入れても解決しません。 タグを絞り込みや分類の中心に据えている場合、多言語化の前に設計を見直す必要があります。

そのほか、URLスラッグ内の products などの固定語も翻訳できません。URLハンドルの市場別カスタマイズもできず、言語単位でしか設定できません。

SEOのメタタイトル・メタディスクリプションについては注意が必要です。デフォルト設定のまま使っている場合、翻訳フィールドが出てきません。 翻訳済みの商品タイトル・説明文から自動生成されるためです。カスタム入力していれば翻訳できます。

Translate & Adapt側の制限

自動翻訳の2言語制限に加えて、次の制約があります。

翻訳できないコンテンツが明示されています。コレクションフィルタ、Shopify Formsのフォーム、手動決済の説明文、商品画像、タグ、そしてShopifyの翻訳可能リソースにもストアフロントのロケールファイルにも載っていないサードパーティアプリのコンテンツです。

ポリシー(規約類)は自動翻訳の対象外で、手動翻訳のみです。公式も専門家への相談を推奨しています。

そして運用上最も重いのが次の点です。自動翻訳の対象は「未翻訳」と「同期が外れたもの」のみで、新商品を追加しても自動では翻訳されません。 言語ごとに再度「自動翻訳」を実行する必要があります。月に数点の追加なら回りますが、継続的に商品を増やすストアでは早い段階で運用が破綻します。

なお、アプリ内の検索が効かないリソースタイプが13種類あります(配送方法定義、メールテンプレート、フィルタ、メタフィールド、テーマアプリ埋め込み、テーマ設定、梱包明細テンプレート、決済ゲートウェイ、販売プラン、ショップ、ショップポリシーなど)。CSVエクスポートには含まれるため、まとめて処理する場合はCSV経由になります。

テーマとアプリのハードコード文字列

shopify.devは、テーマのレイアウト・テンプレート・スニペット・Liquidアセットについて「ハードコードされた文字列ではなく t フィルタでロケールファイルを参照せよ」と規定しています。裏を返せば、t フィルタを通っていない文字列は翻訳APIに露出せず、標準では翻訳できません。

サードパーティアプリの文字列も同様で、そのアプリが多言語対応していなければ標準では手が届きません。公式は「対応可否はアプリ開発者に問い合わせよ」としか書いていません。

また、言語セレクタはテーマの機能であり、Translate & Adaptの機能ではありません。 Shopifyの無料テーマには内蔵されていますが、それ以外はテーマ開発者かサードパーティアプリの領域です。カスタムテーマの場合、routes Liquidオブジェクトを使っていないと多言語ルーティングが壊れます。

翻訳を消してしまう操作

事故になりやすい仕様が2つあります。

  • デフォルト言語を変更すると、切替先の言語の既存翻訳がすべて削除されます
  • 言語を「削除」すると、その言語の翻訳が恒久的に削除されます(「非公開」なら翻訳は保持されますが、URLが404になるためリダイレクトが必要です)

一方で、Translate & Adaptをアンインストールしても翻訳は削除されません。 翻訳データはShopify側に保存されているためです。削除したい場合はアンインストール前にアプリ内で削除するか、事後にCSVで上書きします。

有料アプリが必要になる境界線

以下のいずれかに当たったら、有料アプリの検討に入る段階です。

自動翻訳したい言語が3言語以上。 最も明確な境界線です。これだけが理由なら、Hextomの$9.99プラン(自動翻訳10言語)が最も直接的な代替になります。

商品数が多く、新規追加が継続的。 手動での再実行が回らなくなります。新規・更新コンテンツを自動翻訳する機能(Autopilot系)が必要です。

商品画像に文字が焼き込まれている。 標準は画像内テキストを翻訳できません。差し替え運用が非現実的な点数なら、画像翻訳機能が必要です。

レビューやページビルダーなど、アプリの表示文字列が接客の中核。 そのアプリが多言語非対応なら標準では届きません。

用語集(ブランド用語・製品名の統一)が要件。 標準に用語集機能はありません。

DeepLやChatGPTなど、特定の翻訳エンジンを指定したい。 自前のAPIキーでコストを管理したい場合も含みます。

逆に、有料アプリを買っても解決しないものがあります。タグの翻訳(Shopify側の仕様)、20言語という上限(Shopifyのネイティブ言語を使う限り変わりません)、そしてhreflangやサイトマップ(標準で自動)です。

主要な翻訳アプリの比較

2026年8月31日時点のShopify App Store掲載値です。料金はすべてUSD、月額表記です。

Translate & AdaptWeglotT LabLangShopTranscyHextom
開発元ShopifyWeglot(仏)Sherpas Design(ブルガリア)Aheadworks(米)FireGroup(ベトナム)Hextom(加)
評価 / 件数4.5 / 1,3974.5 / 7884.9 / 9454.5 / 4424.5 / 2,4884.7 / 1,173
Built for Shopifyなしなしありありありあり
無料プラン全機能無料1言語・2,000ワードAI翻訳1言語・500商品1言語・50商品1言語・語数無制限自動翻訳3言語
最安の有料プラン$17$11.99$10$14.90$9.99
中位プラン$32(3言語)$29.99(10言語)$40(3言語)$29(3言語)$19.99(50言語)
上位プラン$87〜$329$59.99(20言語)$75(5言語)$69(15言語)$49.99(133言語)
課金単位なしワード数×言語数言語数×リソース件数言語数×商品数言語数×月次AIトークン言語数のみ
自動翻訳の言語上限21/1/3/5/101/5/10/201/1/3/51/1/3/153/10/50/133
管理画面の日本語ありなしありありありあり
用語集なしありありありあり$19.99以上
画像翻訳差し替えのみありあり確認できずあり(画像内テキスト)$19.99以上
新規コンテンツの自動追従なしあり$59.99$40以上$29以上$19.99以上
翻訳データの保存先ShopifyWeglot自社DBShopify DB確認できずShopify(推定)確認できず
請求Shopify請求とは別建てShopify請求Shopify請求Shopify請求Shopify請求

比較表から読み取れること

課金単位が5社5様で、金額の直接比較ができません。 ワード数課金はカタログの文字量に、言語数課金は展開国数に、商品数課金はSKU数に、AIトークン課金は更新頻度に効きます。商品5万点・2言語のストアと、商品500点・10言語のストアでは、有利なアプリが逆転します。

Weglotのワード数上限は月次でリセットされません。 公式の定義は「全言語を通じたユニークワードの累計であり、これは固定上限であって更新されない」です。商品を追加するたびに消費し、戻りません。この誤解は多いので、契約前に必ず確認してください。

Weglotの請求はShopifyの請求書に乗りません。 App Storeに「外部課金はWeglotからShopifyの請求とは別に請求される場合がある」と明記されています。

アーキテクチャで2系統に割れます。 T Lab、LangShop、Transcy、HextomはShopifyの翻訳APIに書き込む型で、アプリを外しても翻訳がShopify側に残ります(T Labについては開発元が「翻訳はすべてShopifyデータベースに保存される」と回答しており、アプリは管理UIを提供しているだけとしています)。

一方、Weglotはリバースプロキシ型で、翻訳を自社データベース(AWSフランクフルト)に保持します。契約終了後は非アクティブ180日で削除されます。つまり翻訳資産がShopify側に残りません。 さらに、Shopify Markets併用時の公式手順には「Shopifyのネイティブ言語を非公開にし、その後削除する」ことに加え、独自ドメインとDNSレコードの変更、そして設定後にWeglotサポートへ連絡して個別設定を適用してもらうことが必要と記載されています。導入も撤退も他の4本より重い構成です。

日本語UIがないのはWeglotだけです。 App Store掲載のアプリ対応言語が英語のみとなっています。

補足しておくべき点

Translate & Adaptの自動翻訳エンジンについて、Shopifyヘルプセンターは「AI translations from Shopify」と記載し、App Storeの掲載文は「Google Translateで2言語」と記載しており、公式2ソースで表記が一致していません。どちらか一方に断定できる状態ではありません。

また、LangShop、Transcy、Hextomの3本については、アンインストール後に翻訳データがどうなるかを公式ドキュメントで確認できませんでした。 データアクセス権限からShopifyの翻訳APIに書き込んでいることは推定できますが、削除挙動の明記は見つかっていません。契約前に開発元へ直接確認することをおすすめします。

ケース別の選び方

追加言語が2言語以内で、商品追加が月に数点

標準のTranslate & Adaptで十分

自動翻訳2言語の枠内に収まり、都度の再実行が運用として回るなら、有料アプリの費用対効果は出にくいはずです。

自動翻訳したい言語が3〜10言語で、それ以外の要件は少ない

Hextom AI Translate & Currency の$9.99プラン

課金単位が「自動翻訳できる言語数」のみとシンプルで、Translate & Adaptとの比較が最も直接的です。$9.99で10言語、$19.99で50言語です。

商品数が多く、新規追加が継続的

T Lab の$59.99(Autopilot)、または Hextomの$19.99

新規・更新コンテンツの自動翻訳が必要です。T LabのPremiumはDeepL・Google・ChatGPTの自前APIキー持ち込みでAI翻訳が無制限になるため、翻訳量が多いストアでは総コストが下がる可能性があります。

商品画像に文字が焼き込まれている

Transcy、または T Lab

Transcyは画像内テキストのAI翻訳を訴求しています。ただしAIトークン課金なので、更新頻度が高いと消費が読みにくくなります。

翻訳ワークフロー(レビュー担当者、外部翻訳会社への発注)が必要

Weglot または LangShop

ただしWeglotは日本語UIがなく、Shopify Markets併用時の手順が重く、翻訳資産がShopify側に残りません。導入前に撤退シナリオを決めておく必要があります。

導入前チェックリスト

  • 追加したい言語は何言語か。2言語以内なら標準で足りる
  • 絞り込みや分類をタグに依存していないか(タグはどのアプリでも翻訳できません)
  • 商品画像に文字を焼き込んでいないか
  • 新規商品の追加頻度はどれくらいか。都度の自動翻訳実行が回るか
  • 使用中のテーマは t フィルタと routes を正しく使っているか(カスタムテーマは要確認)
  • 接客の中核にあるサードパーティアプリが多言語対応しているか
  • 課金単位を自社の変数(ワード数・言語数・商品数・更新頻度)に当てはめて年間コストを出したか
  • Weglotを検討する場合、ワード数が累計であり月次リセットされないことを理解しているか
  • アンインストール後に翻訳データが残るか、開発元に確認したか
  • 請求がShopifyの請求書にまとまるか、別建てになるか
  • hreflangを標準とアプリで二重に出力していないか

まとめ

判断の順序は次のとおりです。

まず、2言語で足りるかを確認する。 Translate & Adaptの自動翻訳は2言語まで。ここに収まるなら、無料で十分に運用できます。3言語目が必要になった瞬間が、最初の明確な境界線です。

次に、標準では届かない領域を洗い出す。 タグ、商品画像、コレクションフィルタ、アプリの文字列、テーマのハードコード文字列。このうちタグは有料アプリでも解決しないため、多言語化の前に設計を変える必要があります。テーマのハードコード文字列も、本来はテーマ側を直すのが正解で、アプリでの上書きは対症療法です。

最後に、課金単位で比較する。 月額の見出し価格ではなく、自社のカタログ規模・展開言語数・更新頻度を当てはめてください。そして撤退可能性を先に決めます。Shopifyの翻訳APIに書き込む型なら翻訳が資産として残り、プロキシ型なら残りません。これは乗り換えを考える段階で最も効いてくる差です。

料金とレビュー数値はいずれも2026年8月31日時点のものです。Shopifyアプリの料金は変更されることがあるため、契約前にApp Storeの最新表示を確認してください。

参考にした一次情報

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Shop Pay Installmentsは有効化無料、アプリ不要、そしてShopifyは手数料を公開していません。レートを見られるのは自社の管理画面の中だけです。加えてCapital OneとChaseのクレジットカードを受け付けず、月次プランはデビットカード限定、ギフトカードとサブスクリプション商品は対象外で、商品ごとにオン・オフを切り替えることもできません。Affirmはパスワード保護中のストア、英語以外の主要言語、主にB2Bという理由でアカウントを停止します。さらにShopifyの「Getting paid」ページは「disputeは管理画面に通知される」と書き、FAQは「管理画面には通知されない」と書いています。適格性を満たせない場合の代替はKlarna、Afterpay、Sezzle、Zip、PayPalのon-site messagingアプリで、このカテゴリーの評価は1.0〜3.2です。調査日は2026年9月2日です。