
よく読まれている記事で紹介した商品が、いつの間にか売り切れていた。販売を終えた商品の説明が、そのまま何か月も残っていた。商品を紹介する記事を書き続けていると、必ず起きることです。
結論から言うと、記事は消さずに見直します。一時的な売り切れなら再入荷の目安と近い商品を添え、販売終了なら代替商品やコレクションに差し替えて、本文に書いた価格や期間も今の内容に直します。記事にたどり着いた読者を、行き止まりにしないことが目的です。
Smart Agent Blogの商品カードは、在庫がない商品に「売り切れ」が付くので、読者には状況がひと目で伝わります。一方で、本文の文章や差し替え先を決めるのはお店の仕事です。この記事では、架空の文具店の例で、見直しの手順を説明します。
- 売り切れ・販売終了の商品が残った記事を放置すると起きること
- 商品の状況に応じた4つの直し方
- 記事一覧で見直す記事を探す方法
- 代替商品・再入荷案内・コレクションへの差し替え手順
- AIリライトの改善方針を使う場面と、使うときの注意点
放置するとどうなるか
売り切れや販売終了の商品を紹介したままの記事には、次のような問題があります。
- 読者が行き止まりになる:記事を読んで欲しくなった商品が買えず、ほかの商品を探す手がかりもない
- 記事の情報が古く見える:本文の価格や「今だけ」といった表現が、商品ページの内容と食い違う
- よく読まれている記事ほど影響が大きい:検索から来る読者が多い記事で、機会を逃し続ける
Smart Agent Blogのご提案のために、2026年8〜9月に日本のShopifyストア110件のブログを確認したところ、記録した88記事のうち66記事(75%)は、本文から商品ページへのリンクがありませんでした。4記事に3記事は、読者が本文から商品ページへ進めない状態です。商品へのリンクを置くことは大切ですが、置いた以上は、商品の状態が変わったときに見直す仕組みも必要になります。
商品の入れ替わりに強い記事を増やしておくことも対策になります。長く読まれる記事の型は、Shopifyブログの活用シーン一覧で確認できます。
商品の状況で直し方を決める
直し方は、「再入荷や再販の予定があるか」と「代わりになる商品があるか」の2つで決まります。

| 状況 | 商品の案内 | 本文で直すこと |
|---|---|---|
| 一時的な売り切れ(再入荷予定あり) | カードは残し、近い商品を添える | 再入荷の目安を書く |
| 販売終了(後継や近い商品あり) | 後継商品のカードに差し替える | 商品名・価格・特徴の説明を書き直す |
| 季節限定・毎年再販 | カードは残すか、関連商品に替える | 次の販売時期を書く |
| 販売終了(代わりなし) | コレクションや関連記事へ案内する | 記事の役割を見直し、読み物として残すか判断する |
一時的な売り切れの場合、売り切れの商品をすぐに消すと、再入荷を待ちたい読者の手がかりもなくなります。再入荷の予定がはっきりしているなら、目安の時期を書いたうえで、今すぐ買える近い商品を並べます。
見直しの手順
見直しは次の5段階で進めます。

- 古い記事を探す:公開から時間がたった記事と、よく読まれている記事から候補を出します。
- 商品の状態を確かめる:記事で紹介した商品が、売り切れか、販売終了か、再入荷の予定があるかを確認します。
- 商品カードを差し替える:上の表に沿って、代替商品やコレクションに替え、再入荷の目安を添えます。
- 本文の記載を直す:価格、期間、在庫、送料など、文章に書いた情報を今の内容にします。
- 保存して表示を確かめる:プレビューとストアの記事で、カードとリンクが意図どおりに表示されるか確認します。
見直したあとの記事の例
架空の文具店が、売り切れになったインクを紹介していた記事を見直した例です。

- 売り切れのカードは残す:再入荷の予定があるので、カードは残します。「売り切れ」が付いているので、読者は在庫がないことにすぐ気づけます。
- 再入荷の目安と更新日を書く:コールアウトで、いつごろ再入荷するかと、代わりにすすめる商品を案内します。更新した年月も入れておきます。
- 今すぐ買える近い商品を並べる:色味や用途が近い商品をカードで紹介します。なぜ代わりになるのかを一言添えると、選びやすくなります。
- コレクションで選択肢を広げる:近い商品が1つに決めにくいときは、同じ系統の商品をまとめたコレクションを置きます。
Shopify標準でできること
Shopify標準のブログエディターでは、商品へのリンクはURLを入力して作ります。商品が売り切れても販売終了になっても、記事の文章やリンクはそのまま残るので、見直しは記事を1本ずつ開いて行います。
販売を終えた商品のページそのものは、Shopifyの「URLリダイレクト」で後継商品やコレクションへ転送できます。ヘルプセンターによると、リダイレクトできるのは「ページが見つかりません」や「404」が表示されるURLだけで、商品を「下書き」ステータスにするか、すべての販売チャネルから外すと、その商品のURLがリダイレクトの対象になります。設定は「コンテンツ」→「メニュー」→「URLリダイレクトを表示する」から行います。
ただし、リダイレクトで読者は後継商品のページへ移動できても、記事の本文には販売終了した商品の説明が残ります。記事そのものの見直しは別に必要です。
Smart Agent Blogで見直す
記事一覧で見直す記事を探す
Smart Agent Blogの「記事一覧」では、並び替えで見直す順番を決められます。

- 並び替え:「公開日」を古い順にすると、長く見直していない記事から確認できます。「PV数(30日)」を多い順にすると、影響の大きい記事から直せます。
- 公開日:公開から時間がたった記事ほど、紹介した商品が入れ替わっている可能性が高くなります。
「タイトルで検索...」は記事タイトルを対象にした検索です。商品名がタイトルに入っている記事なら、商品名の一部で探せます。季節やシリーズでタグを付けているなら、絞り込みの「タグ」も使えます。
商品カードを差し替える

- 古いカードを削除する:カードにマウスを重ねると左側につまみが表示されます。つまみを押してメニューを開き、「削除」を選びます。一時的な売り切れで残す場合は、この手順は飛ばします。
- 新しい商品を挿入する:入れたい位置で「商品を挿入」を選び、Shopifyの商品を選ぶ画面で代わりの商品を選びます。商品名、画像、価格が入ったカードが追加されます。
下書き、非表示、アーカイブ済みの商品は選べません。後継商品がまだ公開前なら、先にShopify管理画面で商品を公開してから差し替えます。カードの見え方はテーマの設定によって変わるので、差し替えたら必ずプレビューしてください。商品カードの基本はShopifyブログに商品情報を表示するには?で解説しています。
入れ替わりの多い商品を案内するなら、「コレクションを挿入」も使えます。コレクションに含まれる商品を、画像・商品名・価格付きでまとめて表示するブロックで、商品情報はShopifyのコレクションから読み取られます。コレクションの商品や価格を変えたあとは、ストアの記事を開いて最新の内容が表示されているか確認してください。使い方はブログで複数の商品を紹介したいなら|コレクションの活用方法をご覧ください。
本文の価格や期間の記載を直す
商品カードを差し替えても、本文に書いた文章は自動では変わりません。次のような記載を探して直します。
- 「税込1,980円」のような価格
- 「3月末まで」「今だけ」「残りわずか」のような期間や在庫の表現
- 「送料無料」「予約受付中」のような条件
- 差し替えた商品と合わなくなった特徴の説明
見直しの手間を減らすには、価格はカードに任せ、本文で何度も繰り返さないようにします。重要な変更は、コールアウトにまとめて書くと読者も気づきやすくなります。
AIリライトの改善方針を使う
有料プランでは、「AIリライト」で既存の記事のタイトル、本文、SEO説明文の改善案を作れます。商品を紹介した記事の見直しでは、次の2つの改善方針が役に立ちます。
| 改善方針 | 使いどころ |
|---|---|
| 鮮度更新戦略 | 長い間更新していない記事や、アクセスが減っている記事を定期的に見直す |
| コンバージョン改善戦略 | 読まれているのに、商品閲覧や購入につながりにくい記事を見直す |

改善方針を有効にすると、条件に合う記事が選ばれて改善案が作られます。どの商品に差し替えるか、再入荷の時期をどう書くかはお店が決めることなので、商品の差し替えは人が行い、AIリライトは文章を今の読者に合わせて整える用途に使います。
公開モードは「承認制(推奨)」を選びます。承認待ちの改善案は、変更前と変更後を見比べて、変更箇所ごとに決められます。

- 今回の編集概要:AIが何を狙って書き直したかを最初に確認します。
- 変更前・変更後・変更意図:タイトル、本文、SEO説明文の順に並びます。変更のまとまりごとに「この変更を承認」か「元の内容を維持」を選びます。どちらも押していない変更は反映されません。
AIリライトを使う記事では、次の順番を守ってください。
- リライトの改善案を承認して反映する
- そのあとで、商品カードの差し替えや、価格・期間の記載を人が直す
本文の変更を1つでも承認すると、本文全体がリライト案を作った時点の内容をもとに組み直されます。先に商品カードを差し替えてから反映すると、差し替えが失われることがあります。詳しくはAIリライトを使うをご覧ください。
見直しチェックリスト

よくある質問
売り切れの商品カードは、すぐに消したほうがよいですか?
再入荷の予定があるなら、残して再入荷の目安を書きます。「売り切れ」が付いているので、読者は状況を理解できます。再入荷の予定がなく、代わりの商品もない場合は、コレクションや関連記事への案内に替えます。
販売終了した商品を紹介した記事は、非公開にしたほうがよいですか?
検索から読まれている記事なら、非公開にせず、代替商品やコレクションに差し替えて残すほうが読者の役に立ちます。内容の大半がその商品だけの話で、代わりもない場合は、非公開にするか、似た記事と統合します。統合の進め方は似た内容の記事が増えてきたら?テーマの重複を整理する方法で解説しています。
どれくらいの頻度で見直せばよいですか?
季節の切り替わりや、商品の入れ替えが多い時期にまとめて見直すのが現実的です。PV数の多い記事から順に確認します。季節の記事の見直し時期は、季節イベントの記事はいつ準備する?無理のない年間計画の作り方も参考にしてください。
まとめ
- 売り切れ・販売終了の商品を紹介した記事は、消さずに見直す
- 一時的な売り切れは再入荷の目安と近い商品を添え、販売終了は代替商品やコレクションに差し替える
- 記事一覧を公開日やPV数で並べ替え、影響の大きい記事から直す。本文の価格や期間の記載も忘れずに直す
- AIリライトは承認制で使い、反映したあとに商品カードや価格を人が直す
まずは記事一覧をPV数の多い順に並べ、上位の記事で紹介している商品が今も買えるかを確かめてください。
